“出会”のいろいろな読み方と例文
旧字:出會
読み方割合
でっくわ27.7%
でくわ21.9%
であ15.3%
であい5.8%
しゅっかい5.8%
でつくは5.1%
でく5.1%
でくは3.6%
いであ1.5%
であっ1.5%
であひ1.5%
でっく1.5%
でつくわ1.5%
しゆつかい0.7%
であわ0.7%
でツくわ0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところでこれからどうすれば、この国に大騒動を起させて、珍しい事や面白い事に出会す事が出来るか。赤鸚鵡よ、考えてくれ。
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
こういう場面によく出会すらしい藤枝も、ひろ子を慰めるのにはちよつと困つたとみえ、しばらく、ばつのわるいような沈黙がつづいた。
殺人鬼 (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
またいお医者出会ふことも有らうから、夫婦で茅場町薬師さまへ信心をして、三七、二十一断食をして、夜中参りをしたらからう。
心眼 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
それから、こういう出会は、三回かぎりのこと。それがすめば、伯爵たちの側にどんな事情があろうとも、本船は一路本国へひきあげること。
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
だがしかし、それが弦之丞であると知ると、江戸の大道で、かくも明白に出会したと仇が、どうなりゆくのか、それも心配。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かれも昨日の夕、帰つて来る松原の一角でその女学生風の女が向うから歩いて来るのにふと出会したことを思ひ起した。
波の音 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
それがどうだろう、全く偶然、その美味いたいに、はからずも出会わしたものだからたまらない。意外な掘り出しものに驚いた。
明石鯛に優る朝鮮の鯛 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
亭主といふものは、女房を里帰りさせるか、それとも自分が遠くへ旅立でもしなければ、滅多に女房の手紙を読む機会に出会さない。
この虫の声、筧の音、框に片足かけたる、その時、衝立の蔭に人見えたる、われはかつてかかる時、かかることに出会いぬ。母上か、摩耶なりしか、われ覚えておらず。
清心庵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
君が鰡堀出会たのも大体同種の物だろう、と云いおわって、他を語りも不思議らしくなかったのが、僕には妙に不思議に感じられた。
枯尾花 (新字新仮名) / 関根黙庵(著)
こなひだの事、久世氏はある宴会でいつものやうにさんざ酒を煽飲つたので、酔気ざましに廊下へ出た。すると、出会がしらにそこを通りかかつた一人の男が薄暗い襖のかげから
「若し彼女が大東館にでも宿泊っていたら、僕と白昼出会わすかも知れない、僕は見るのも嫌です。往来で会うかも知れません如斯な狭い所ですから。」
恋を恋する人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
そして一生を徒らに唯着して過して人間の一大事——死とか恋とかいふものに不意に出会して、そして驚いたり悲しんだり狼狽へたりしてゐる。多くは皆さうである。
孤独と法身 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
いろいろな病人に出会した木沢氏が、こんなに驚いた位だから、如何に駿三の死体が恐ろしい顔をしていたか判るだろう。
殺人鬼 (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
私は気の毒に感じます事は、教育界の諸先生がこういう事件に出会れるに、心にもない世間い事をいわれたり、また正直に自分の不明を告白せられたり致す事です。
離婚について (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
真先出会したつて竹杖いたまゝはツといてつてつたて。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)