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ふりがな文庫
“
出会
(
であ
)” の例文
旧字:
出會
また
良
(
い
)
いお
医者
(
いしや
)
に
出会
(
であ
)
ふことも有らうから、夫婦で
茅場町
(
かやばちやう
)
の
薬師
(
やくし
)
さまへ
信心
(
しん/″\
)
をして、三七、二十一
日
(
にち
)
断食
(
だんじき
)
をして、
夜中参
(
よなかまゐ
)
りをしたら
宜
(
よ
)
からう。
心眼
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
困
(
こま
)
っていると、ふいにくつ
音
(
おと
)
がしたので、まさしく、
敵
(
てき
)
に
出会
(
であ
)
ったと、
身
(
み
)
がまえすると、
思
(
おも
)
いがけない、
親友
(
しんゆう
)
だったので、二
度
(
ど
)
びっくりした。
たましいは生きている
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ちょうど
田植
(
たう
)
え
休
(
やす
)
みの
時分
(
じぶん
)
で、
村
(
むら
)
では
方々
(
ほうぼう
)
で、にぎやかな
餅
(
もち
)
つきの
音
(
おと
)
がしていました。山のお
猿
(
さる
)
と川の
蟹
(
かに
)
が、
途中
(
とちゅう
)
で
出会
(
であ
)
って
相談
(
そうだん
)
をしました。
物のいわれ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
そうしてお前が、第八回目の手紙を書くようになったときには、お前は
否応
(
いやおう
)
なしに、ピポスコラ族に
出会
(
であ
)
った話を書かなければならないだろう。
今昔ばなし抱合兵団:――金博士シリーズ・4――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
とうとう二、三
盤
(
ばん
)
打
(
う
)
つことにした。人間も
糟谷
(
かすや
)
のような
境遇
(
きょうぐう
)
に
落
(
お
)
つるとどっちへむいても
苦痛
(
くつう
)
にばかり
出会
(
であ
)
うのである。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
▼ もっと見る
岩屋
(
いわや
)
の
修行中
(
しゅぎょうちゅう
)
に
誰
(
だれ
)
かの
臨終
(
りんじゅう
)
に
出会
(
であ
)
ったことがあるか、とのお
訊
(
たず
)
ねでございますか。——それは
何度
(
なんど
)
も
何度
(
なんど
)
もあります。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「それをね、お松さんと船頭さんがね、大船へ帰って来て一つ話にしているのですよ、舟で
河童
(
かっぱ
)
に
出会
(
であ
)
ったって」
大菩薩峠:07 東海道の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
この級からは、みなさんに男子の
代表
(
だいひょう
)
をえらびだしてもらわなければなりません。これはみなさんが
在学中
(
ざいがくちゅう
)
ただいちどしか
出会
(
であ
)
うことのできない重い
役
(
やく
)
めです。
美しき元旦
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
涼風
(
すずかぜ
)
ならぬ一陣の
凄風
(
せいふう
)
、三人のひっさげ
刀
(
がたな
)
にメラメラと赤暗い
灯影
(
ほかげ
)
を
揺
(
ゆる
)
がした
出会
(
であ
)
い
頭
(
がしら
)
——とんとんとんと
柔
(
やわら
)
かい女の足音、部屋の前にとまって両手をついた。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
けれども、半日まるっきり人にも
出会
(
であ
)
わないそんな
旅
(
たび
)
でしたから、私は食事がすんでも、すぐに泉とその
年老
(
としと
)
った巡礼とから、
別
(
わか
)
れてしまいたくはありませんでした。
雁の童子
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
私
(
わたし
)
は
勿論
(
もちろん
)
どつちが
危険
(
きけん
)
だかといふ
明白
(
めいはく
)
な
意識
(
いしき
)
なくして、たゞ
漠然
(
ばくぜん
)
と
半
(
なかば
)
謙遜
(
けんそん
)
の
気持
(
きもち
)
で
言
(
い
)
つたのであつたが、S、H
氏
(
し
)
がまたさう
云
(
い
)
ふ
風
(
ふう
)
の
謙遜
(
けんそん
)
な
意味
(
いみ
)
で
答
(
こた
)
へたのに
出会
(
であ
)
つて
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
そして、なによりも
残念
(
ざんねん
)
に思われるのは、ケブネカイセのアッカになんか
出会
(
であ
)
ったことでした。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
くまは、
低
(
ひく
)
く長くうなりだした。それは、さっきまでほえたような声とちがって、
大敵
(
たいてき
)
に
出会
(
であ
)
った
場合
(
ばあい
)
に、たがいにすきをねらってにらみ合っているような、
不気味
(
ぶきみ
)
なものだった。
くまと車掌
(新字新仮名)
/
木内高音
(著)
そんな散歩中、ときおり、
一月
(
ひとつき
)
前までは私と一しょに遊び
戯
(
たわむ
)
れたりしたことさえある村の子供たちと
出会
(
であ
)
うようなこともあったが、彼等は私たちの傍を素知らぬ顔をして通り
抜
(
ぬ
)
けていった。
美しい村
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
たとえば昔なら物を造る者とこれを用うる者が直接に
出会
(
であ
)
って、相談のうえに
物々交換
(
ぶつぶつこうかん
)
を行った。こういう場合には
値段
(
ねだん
)
を定むるに両者間の
承諾
(
しょうだく
)
の上に成るから、互いの満足のもとに終わる。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
一度ぐらいは
出会
(
であ
)
って
然
(
しか
)
るべきはずだという考えが自然と起ってきた。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
と、そこでもまたかれは、おそろしいことに
出会
(
であ
)
ってしまった。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
三
度目
(
どめ
)
に
出会
(
であ
)
つたのが、いや
急
(
きふ
)
には
動
(
うご
)
かず、
然
(
しか
)
も
胴体
(
どうたい
)
の
太
(
ふと
)
さ
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
やっと
村
(
むら
)
へ
帰
(
かえ
)
ると、いつか、
旅
(
たび
)
へ
出
(
で
)
かせぎにゆけば
困
(
こま
)
るようなことはないと
教
(
おし
)
えてくれた
人
(
ひと
)
に
出会
(
であ
)
いました。
おかしいまちがい
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
この
百姓
(
ひゃくしょう
)
は
谷
(
たに
)
の
間
(
あいだ
)
に田を
作
(
つく
)
っていました。ある日そこで
働
(
はたら
)
いている男たちの
食
(
た
)
べ
物
(
もの
)
を
牛
(
うし
)
に
背負
(
せお
)
わせて
運
(
はこ
)
んで行きますと、ふと
王子
(
おうじ
)
の
天日矛
(
あまのひぼこ
)
に
途中
(
とちゅう
)
で
出会
(
であ
)
いました。
赤い玉
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
出会
(
であ
)
ったり!
火独楽
(
ひごま
)
と
水独楽
(
みずごま
)
双方
(
そうほう
)
の
持
(
も
)
ち
主
(
ぬし
)
、上にひそんでいたものこそ、どうして、いつどこからこの
躑躅
(
つつじ
)
ヶ
崎
(
さき
)
の
郭
(
くるわ
)
へしのびこんでいたのか、まぎれもあらぬ
鞍馬
(
くらま
)
の
竹童
(
ちくどう
)
。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
勢い、バッタリと
出会
(
であ
)
わないわけにはゆきません。
大菩薩峠:23 他生の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
といって、
今
(
いま
)
し
方
(
がた
)
出会
(
であ
)
ったふしぎな
出来
(
でき
)
ごとを
残
(
のこ
)
らず
話
(
はな
)
しました。すると女は
大
(
たい
)
そう
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
がって
人馬
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
男
(
おとこ
)
は、またとぼとぼと、のめりそうに
歩
(
ある
)
いてくると、
隣
(
となり
)
のおばあさんに
出会
(
であ
)
いました。
おかしいまちがい
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
もとより、ここで呂宋兵衛と
出会
(
であ
)
おうとは、
夢
(
ゆめ
)
にも
予感
(
よかん
)
をもたないのだった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そういう
変事
(
へんじ
)
があったのは知らないが、小文治はふしんにおもった。あとから登ってくるみちみちにも、くだってくる燕作に
出会
(
であ
)
うだろうと思っていたのに、ここへきても、その
姿
(
すがた
)
が見えない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“出会”の意味
《名詞》
出会うこと。邂逅。
(出典:Wiktionary)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
会
常用漢字
小2
部首:⼈
6画
“出会”で始まる語句
出会頭
出会面