“王子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おうじ70.6%
わうじ11.8%
みこ8.8%
プリンス5.9%
あちら2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ラプンツェルは、まだ一も、おとこというものをたことがなかったので、いま王子おうじはいってたのをると、はじめは大変たいへんおどろきました。
王子わうじ街道かいだう横切よこぎつて、いよ/\深大寺じんだいじちかつたのが、午後ごゞの五ぎ。夕立ゆふだちでもるか、そらは一ぱいくもつてた。
それから太平記の大塔宮だいとうのみや熊野くまの落ちの条下に出て来る竹原八郎の一族、———宮はこの家にしばらくご滞在になり、同家の娘との間に王子みこをさえもうけていらっしゃるのだが
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
意気揚々と、インドの王子プリンス然たる足どりで、彼はそのあたりを散歩する。新妻への数々の贈物は、ちゃんと自分の身につけて持っている。
博物誌 (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
時「へえ、王子あちらの方でも、何うも彼方あちらいらっしゃいませんそうで彼方でもお驚きで、いず此方こちらからお訪ね申すという事で」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)