トップ
>
曇
ふりがな文庫
“曇”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
くも
75.8%
くもり
14.9%
うる
2.6%
ぐも
2.6%
どん
2.1%
くもら
1.0%
くもつ
0.5%
くもる
0.5%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くも
(逆引き)
山
(
やま
)
の
上
(
うえ
)
へとつづいている
道
(
みち
)
は、かすかにくさむらの
中
(
なか
)
に
消
(
き
)
えていました。そして、
山
(
やま
)
の
頂
(
いただき
)
は
灰色
(
はいいろ
)
に
曇
(
くも
)
って、
雲脚
(
くもあし
)
が、
速
(
はや
)
かったのです。
谷にうたう女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
曇(くも)の例文をもっと
(50作品+)
見る
くもり
(逆引き)
章一は羽織と袴をとって
単衣
(
ひとえ
)
を脱ぐと女は
枕
(
まくら
)
を持って来た。しかし、章一は女の眼の下の
曇
(
くもり
)
の深い肉の落ちた顔が気になっていた。
一握の髪の毛
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
曇(くもり)の例文をもっと
(29作品)
見る
うる
(逆引き)
お島が
太
(
ふ
)
てたような顔をして、そこへ坐ったとき、父親が
硬
(
かた
)
い手に
煙管
(
きせる
)
を取あげながら訊ねた。お島は
曇
(
うる
)
んだ
目色
(
めつき
)
をして、黙っていた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
曇(うる)の例文をもっと
(5作品)
見る
▼ すべて表示
ぐも
(逆引き)
「みどり児の
乳乞
(
ちこ
)
うがごとく、
天
(
あま
)
つ水仰ぎてぞ待つ、あしひきの山のたをりに、
彼
(
こ
)
の見ゆる
天
(
あま
)
の白雲、
海神
(
わたつみ
)
の沖つ
宮辺
(
みやべ
)
に、立ち渡りとの
曇
(
ぐも
)
り合ひて、雨も賜はね」
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
曇(ぐも)の例文をもっと
(5作品)
見る
どん
(逆引き)
と云って、別に平然ともしていない。気がついたのは、ただその眼である。老人は
曇
(
どん
)
よりと地面の上を見ていた。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
曇(どん)の例文をもっと
(4作品)
見る
くもら
(逆引き)
少しは声を
曇
(
くもら
)
したもののその調子は長吉の満足するほどの悲愁を帯びてはいなかった。長吉は
暫
(
しばら
)
くしてからまた突然に
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
曇(くもら)の例文をもっと
(2作品)
見る
くもつ
(逆引き)
宵月
(
よいづき
)
の
頃
(
ころ
)
だつたのに
曇
(
くもつ
)
てたので、
星
(
ほし
)
も
見
(
み
)
えないで、
陰々
(
いんいん
)
として
一面
(
いちめん
)
にものゝ
色
(
いろ
)
が
灰
(
はい
)
のやうにうるんであつた、
蛙
(
かはづ
)
がしきりになく。
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
曇(くもつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
くもる
(逆引き)
天寒の
強
(
つよき
)
と
弱
(
よわき
)
とによりて
粒珠
(
つぶ
)
の大小を
為
(
な
)
す、
是
(
これ
)
を
霰
(
あられ
)
とし
霙
(
みぞれ
)
とす。(
雹
(
ひよう
)
は夏ありその
弁
(
べん
)
こゝにりやくす)地の
寒
(
かん
)
強
(
つよ
)
き時は
地気
(
ちき
)
形
(
かたち
)
をなさずして天に
升
(
のぼ
)
る
微温湯気
(
ぬるきゆげ
)
のごとし。天の
曇
(
くもる
)
は是也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
曇(くもる)の例文をもっと
(1作品)
見る
“曇(曇り)”の解説
曇り(くもり)とは空が雲で覆われていること。曇天(どんてん)とも呼ばれる。また、しばしば送り仮名が省かれる。
(出典:Wikipedia)
曇
常用漢字
中学
部首:⽇
16画
気象に関する漢字
麦秋
驟雨
颱風
颪
靄
霾
霽
霹靂
露
霰
霧
霤
霞
霜
霙
霖雨
霖
霓
霎
霄
...
“曇”の関連語
薄曇
“曇”を含む語句
瞿曇
安曇
薄曇
微曇
阿曇
曇硝子
北安曇
日曇
曇天
優曇華
掻曇
南安曇
曇日
晴曇
悉曇
焼曇
烏曇鉢
梅雨曇
曇鸞
曇鸞大師
...
“曇”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
徳田秋声
泉鏡花
北原白秋
小川未明
樋口一葉
山川方夫
夏目漱石
中島敦
作者不詳