“瞿曇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くどん37.5%
こども25.0%
ぐどん12.5%
ガーウタマ12.5%
クドン12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ああ拙僧の名誉も地に落ちたり、忠君愛国のほまれも空し、ああ悲しい哉……」「印度に釈迦瞿曇くどん生誕してここに二千有余年——」
黒谷村 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
(そして瞿曇こどもは斯るとき怒りの底に宝石のごとく悔ひと悲しみを深め養ふものである——)
竹藪の家 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
三世十方恒河沙数がうがしやすうの諸仏菩薩に妄執煩悩無きものやある、妄執煩悩無きものやある、何ぞ瞿曇ぐどん舌長したながなる四十余年の託言かごと繰言くりごと、我尊しの冗語じようご漫語まんご、我をばあざむおほすに足らんや、恨みは恨み、あだは讐
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
瞿曇ガーウタマ迦葉カーシヤパ族に矩摩羅クマーラ族を加へたものであるが、其の中、瞿曇族の一人が、武周の時代に、新暦を上つて、採用せられたが、長くつゞかず、開元六年、西暦七百十八年に、瞿摩悉達カーウタマシツドハルトハ
大師の時代 (旧字旧仮名) / 榊亮三郎(著)
種々の説ありて殆んど神秘時代に属するが如く見ゆる瞿曇クドン氏とヲーガスチン帝の時に生れ、タイベリアス帝の時に殺されし、純然歴史上の人物たるイヱス