“瞞”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
だま81.4%
ごま8.2%
かた2.1%
たぶ2.1%
あざむ1.0%
くら1.0%
くる1.0%
たば1.0%
たばか1.0%
まん1.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“瞞”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸25.8%
文学 > フランス文学 > 小説 物語9.6%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語6.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「いったいあの男は何者だろう?……確かにどこかで見たようだが。……いずれにしても俺はあんな奴にだまされはしないぞ。」
太一郎の、小間使ひの話にだまされて、飛んだ破目におとしいれられた漁場の仲間の者の娘に就いての事件を七郎は知つてゐる。
南風譜 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
長「それ見ろ、お父様とっさま御覧遊ばせ、此の通りだ粘りが有ります此の糊で附着くっつけてごまかそうとは太い奴では有りませんか」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
△「おりう云ったっけが間に合わねえから、此の玉子焼にさわらの照焼は紙を敷いて、手拭に包み、猪口ちょこを二つばかりごまかしてこう」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
取られようにもかたられようにも、名誉も財産もないんだから初手しょてから見込の立たない代物しろものである。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
かたりであつた
太陽の子 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
それは、英雄ジーグフリードの妻クリームヒルトが、夫を害しようとするハーゲンにたぶらかされて、やいばも通らぬ夫の身体の中に、一個所だけ弱点があるのを打ち明けてしまう章句ところだった。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
ほんとにあの鶏頭のやうな女だつた、おはねさんで嘘吐きで怜悧りかうで愚かで虚栄家みえばうで気狂で而して恐ろしい悪魔のやうな魅力と美くしい姿……凡てが俺の芸術欲をそそのかしたぶらかし
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
我尊しの冗語じようご漫語まんご、我をばあざむおほすに足らんや、恨みは恨み、あだは讐、かへさでは我あるべきか、今は一切世間の法、まつた一切世間の相、森羅万象人畜草木しんらばんしやうにんちくさうもく
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
まして天下のそしりをくらますには、より厳かに、その退謙たいけんと辞礼を誇大に示すのが、策を得たものではないでしょうか。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
横町の小児こども足搦あしがらみの縄を切払うごときはおろかなこと、引外してにげるはずみに、指が切れて血が流れたのを、立合のひとあやしんで目を着けるから、場所を心得て声も懸けなかったほど、思慮の深い女賊は、滝太郎の秘密を守るために、仰いでその怪みを化榎に帰して、即時人の目をくるめたので。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「火焔と見せて吾をあざむき、その間に潜入しようとしても、この三太夫は偽むかれぬ。思ったよりも幼稚の術者め! この老人はたばかれまいぞ」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「いや貴様がたばかったのだ。姫を瞞ったに相違ない。引っ捉えて八裂きにする! 者ども出合え! 者ども出合え!」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
しゃ田舎奴でんしゃぬ、人をまんずること少なからず」 
鯉魚 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)