“声音”のいろいろな読み方と例文
旧字:聲音
読み方(ふりがな)割合
こわね88.8%
こえ4.8%
せいおん2.4%
こはね1.6%
いろね0.8%
こわいろ0.8%
コワネ0.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“声音”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.5%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
その声音こわねが思いなしか、異様にひきつったように響いたことを、それから後、幾度となく僕は思い出さねばならなかったのだ。
階段 (新字新仮名) / 海野十三(著)
誠心まごころめたる強き声音こわねも、いかでか叔母の耳にるべき。ひたすらこうべ打掉うちふりて、
琵琶伝 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
このはずみに貝は突然、うああ、……という体躯からだの全部からしぼり出された声音こえを、続けざまに草の間にうつ伏せになって発した。
「ハハハハハハ、お前はとうとう本音を吐いたね」廣介の声音こえは、いやに落ちついていましたが、どこか自暴自棄の調子を隠すことは出来ませんでした。
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
名刺という形見を手に持っていながら、おちゃらの表情や声音せいおんが余りはっきり純一の心に浮んでは来ない。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
果ては声音せいおん一斉いっせい軒昂けんこう嗚咽おえつして
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
思切おもひきつた美女たをやめの、ほそとほ声音こはねが、むねえぐつてみゝつらぬく。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ことさへぐ何の楽しみ争ひて声音こはね高きが多くぢつつ
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ああ、耳にすずすずしき、鳴りひびく沈黙しじま声音いろね
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
まず課長殿の身態みぶり声音こわいろはおろか、咳払せきばらいの様子からくさめの仕方まで真似まねたものだ。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
姥は居ずまひを直して、オゴソかな声音コワネで、カタり出した。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)