“音吐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おんと94.4%
おんど5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことさらにいうとも思えないほどの自然な調子、朗々たる音吐おんとで、雅文体の問答をしかけられましたので、捕えられた男装の婦人は
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
その沈着な容子と、朗々たる音吐おんとに、一瞬敵味方とも耳をすましたが、終ると共に、玄徳の兵が、わあっと正義のいくさたる誇りを鯨波ときのこえとしてあげた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また、音吐おんども朗々と聞えた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)