“音曲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おんぎょく75.7%
おんぎよく18.9%
おんきよく5.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少しさびのある声で清元きよもとを唄っている人があった。音曲おんぎょくに就いてはまんざらのつんぼうでもない私は、その節廻しの巧いのに驚かされた。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
げにも浮世うきよ音曲おんぎよく師匠ししやうもとしかるべきくわいもよほことわりいはれぬすぢならねどつらきものは義理ぎりしがらみ是非ぜひたれて此日このひ午後ひるすぎより
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
江戸の鳥追とりおひといふは非人ひにん婦女ふぢよ音曲おんきよくするを女太夫とて木綿もめん衣服いふくをうつくしくなし、かほよそほひ、編笠あみがさをかむり、三弦さみせん胡弓こきうなどをあはせ、賀唱めでたきうたをおもしろくうたひ、門々かど/\に立て銭をふ。