“胡弓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こきゅう84.4%
こきゆう6.7%
こきう6.7%
ヴァイオリン2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夕方ゆうがたになると、父親ちちおや子供こどもとは、ひのきのしたに、どこからかかえってきました。子供こどもは、えだつくった、胡弓こきゅうっていました。
あらしの前の木と鳥の会話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
南さんは行者久ぎやうじやきうさんと云ふ盲目めしひで名高い音曲おんぎよくの師匠の弟子の一人でした。小いうちから琴も三味線も胡弓こきゆうも上手だつたのです。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
(劍に手を掛けて)乃公おれ胡弓こきう此劍これぢゃ、いま足下おぬしをどらせてせう。畜生ちくしゃう調子てうしあはす!
彼女の声は情熱の為に胡弓ヴァイオリンいとのようにふるえていた。
西班牙の恋 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)