“見”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
75.7%
まみ7.4%
けん4.4%
あら4.3%
3.1%
みる0.7%
あらわ0.6%
みえ0.6%
みっ0.6%
あらは0.4%
(他:18)2.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“見”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)72.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語7.7%
文学 > 日本文学 > 詩歌3.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ふりかえってると、七さいくらいの、かわいらしいおとこうしをつれてっていました。
花のき村と盗人たち (新字新仮名) / 新美南吉(著)
老人ろうじんは、ふとんをなみうたせて、しゃっくりをしていました。そして、海蔵かいぞうさんのかおると、
牛をつないだ椿の木 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
『説苑』七に楊朱ようしゅが梁王にまみえて、天下を治むる事これたなごころめぐらすごとくすべしという。
しばらく、物く、たく、しかも陽気な世の中が自分にまみえた。自分は娯しい中に胸迫るものを感じ続けて来た。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
されどわが嘗て受けし教と、げんいだけるけんとは、俘囚とりこたるにあらずして、君等が間に伍すべきやうなし。
權勢家けんせいかなにがしといふが居てこの靈妙れいめうつたき、一けんもとめ
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
双方とも立派なものでは有るが、比べて視ると、神彩霊威、もとより真物は世間に二ツとあるべきで無いところをあらはした。
骨董 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
戦わんと欲すれば力足らず、帰らんとすれば前功ことごとすたりて、不振の形勢あらたあらわれんとす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
かるい空を見て、しょぼしょぼした眼を、二三度ぱちつかせたが、箆棒べらぼうめ、こうえたって人間でえと云った。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それが私のにわか芸で、どうやら今日まで寿命をのばして来ただけがっけものだと諦めてね、早くこの小屋から別れておくれ。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
花袋かたい先生が近頃『女子文壇』で「女というものは男子からみると到底疑問である」と言われたのは御説おせつとおりであろうと存じますが
産屋物語 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
〓宿の方へ走りゆけば、狐はかくとみるよりも、周章狼狽あわてふためき逃げ行くを、なほのがさじと追駆おっかけて、表門をいでんとする時
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
しかしのちに身を吏籍に置いてからは、微官におったにもかかわらず、すこぶ材能さいのうあらわした。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
政治家の技能はその局に当りその地位を得るに非ざればあらわれず。
病牀譫語 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
この行甚だ楽しからず、蒼海約して未だ来らず、老侠客のかほ未だみえず、くはふるに魚なく肉なく、徒らに浴室内に老女の喧囂けんがうを聞くのみ。
三日幻境 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
だから平家一門の公達輩きんだちばらは、みえにして、各〓めいめい、名馬を争い持った。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
老「泣くな/\泣いたって致し方がないから此処へ出ろ、泣いたって何うなるものか、みっともない、声を出して泣くなんて男らしくもない、何んだ」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「何だ、みっともない、ひるてんの飛びっことは。テニスだよ、テニスと言えばい。」
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
わが逍遙子の意に違ふをもはゞからで、穿鑿の評を避け、文字の上にあらはれたる論の評を作すものは、かゝる危險をおそるゝこと甚しければなり。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
「なに、志村は今度は連れて往かぬと云つたぢやないか。かう云つて先生は跳ね起きた。顔には怒の色があらはれてゐた。わたくしは又黙つて退いた。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
今はわれ友にしめすに我性格と我意志とをもてすべしとおもひぬ。
法王の元気 しかるにこれまで英国政府からして何かチベット政府へ掛合い事があって、ややもすると合戦でも起しかねまじき語気をしめすと、法王は大いに恐れて小心翼々よくよくとして心配をせられ、御膳ごぜんさえろくに召上めしあがらず日夜心を悩まされたそうですが、この頃はこれと打って変って強くなった。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
とその時にお作が云ったのに対して、シンカラ首肯うなずいてみせた事を、福太郎は今一度ハッキリと思い出させられた。
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
旦那様は少許すこし震えて、穴の開く程奥様の御顔を熟視みつめますと、奥様は口唇くちびるかすか嘲笑さげすみわらいみせて、他の事を考えておいでなさるようでした。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
其傍になまぐさき血のほとばしりかゝれる痕をみたりと言へば、水にて殺せしにあらで、石に撃つけてのちに水にいれたりとおぼえたり。
鬼心非鬼心:(実聞) (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
また履物はきもの黒塗くろぬりりのくつみたいなものですが、それはかわなんぞでんだものらしく、そうおもそうにはえませんでした……。
「死ね、死ね。お前も一旦棄てた男なら、今更みつとも無いざまを為ずに何為なぜ死ぬまで立派に棄て通さんのだ」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
みつともねえなア、大きなこゑであらあらとひなさんな。
心眼 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
イマヨ、ナド匕首アイクチノゾカセタルテイノケチナ仇討アダウ精進ショウジン馬鹿バカテヨ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
コーヒーンデ明日アスレヌイノチツメ、溜息タメイキホカ手段シュダンナキ
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
こうやっていててつくづく自分もいろいろの生活で、こなせるようになって来ていると感じ直します、つまり苦労して来たのだな、と思いかえすようなところがあります。
右、臣伏しておもんみれば、にし延喜元年の官符、已に権貴の山川を規錮し、勢家の田地を侵奪することを禁じ、州郡の枳棘をり、兆庶の※※を除く。
斯んなに詳しく家毎人毎に就て調べたのは、実に翁自身も始めてなので、これまで議会や世間へ向て訴へて来た悲惨は、事実の百分一にも足らなかつたことに驚いて仕舞はれた。
大野人 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
然れども巻頭の中館松生君が私徳論の如きは、其文飛動を欠き精緻を欠くといへども、温健の風、着実のふう、優に彼の気取屋党に一頭地を抜く者と被存候。
渋民村より (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
にわとりは、きょときょとしたつきで、くびをばしてあたりをみわまわしました。
汽車の中のくまと鶏 (新字新仮名) / 小川未明(著)
気の毒なほど深切にされる上に、打明けていえば迷わされて、はやく身を立てよう、行末を考えようと思いながら、右を見ても左を見ても、薬屋の金持か、せいぜいが知事か書記官の居る所で、しかも荒物屋の婆さんや近所の日傭取ひやといにばかり口を利いて暮すもんだからいつの間にか奮発気がなくなって、引込思案になる所へ、目のわずらいを持込んで、我ながら意気地はない。口へ出すのもみッともないや。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
乞食ホエドして暮らすマナグデ來るデバ。
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
韓舎人子蒼、取りて一聯として云ふ、推愁不また相覓、与老無期稍と。