“見”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
77.4%
まみ6.9%
けん4.2%
あら3.9%
2.7%
みっ0.7%
みる0.6%
みえ0.5%
あらわ0.5%
あらは0.4%
みつ0.2%
0.2%
しめ0.2%
みせ0.2%
みた0.2%
いて0.1%
おもんみ0.1%
これ0.1%
0.1%
ふう0.1%
みわ0.1%
みッ0.1%
0.1%
アラワ0.1%
0.1%
0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うへつて、雨戸あまど引合ひきあはせのうへはうを、ガタ/\うごかしてたが、きさうにもない。
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
また、むらさきばんだあおかいも、うみいろが、そのまままったような、めったにたことのないものでありました。
眼鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「忠臣二君に仕えず、貞婦両夫にまみえず」とは、ほとんど下等社会にまで通用の教にして、特別の理由あるに非ざればこの教にそむくを許さず。
徳育如何 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
例えば「二夫にまみゆべからず」という客観的の倫理を建ててこれを婦人の生命——生活の中枢——とすることをいたのが従来の貞操倫理である。
鏡心灯語 抄 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
自分じぶん少年せうねんとは四五十けんへだたつてたが自分じぶんは一けんして志村しむらであることをつた。
画の悲み (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
と、一けんただの山家にすぎない垣の枝折しおりを指さしたが、内には人の気配もなく、そこから呼んでも叩いてみても、おうといういらえはなかった。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかるに『史記』の記者はこの章を取って『春秋』述作の動機とし、「われ何を以てか自らを後世にあらわさん」とさえも孔子に言わしめている。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
幽霊と他界の悪霊と協合したるものゝ如くにあらはす者に比す可きにあらず、いはんや狂公子のみに見えて其母には見えざる如き妙味に至りては
他界に対する観念 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
「金持ってけえんべと思っていだども、あんまり安かったで、買って来たはあ。おう! この馬は、こんで、何円ぐらいにえるべ?」
(新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
どないなったかて構うもんかと、反動的に一層光子さんが恋しなって、明くる日早速学校い飛んで行きますと、なんでやその日イ姿えしません。
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
老「泣くな/\泣いたって致し方がないから此処へ出ろ、泣いたって何うなるものか、みっともない、声を出して泣くなんて男らしくもない、何んだ」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
其も太いのなら兎も角だが、細いのが五六本ピンと蜻蛉とんぼ返りをしているのは決してみっとも好いものでない。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
花袋かたい先生が近頃『女子文壇』で「女というものは男子からみると到底疑問である」と言われたのは御説おせつとおりであろうと存じますが
産屋物語 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
窠宿の方へ走りゆけば、狐はかくとみるよりも、周章狼狽あわてふためき逃げ行くを、なほのがさじと追駆おっかけて、表門をいでんとする時
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
この行甚だ楽しからず、蒼海約して未だ来らず、老侠客のかほ未だみえず、くはふるに魚なく肉なく、徒らに浴室内に老女の喧囂けんがうを聞くのみ。
三日幻境 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
「むゝ。」とふくれ氣味のツちやまといふみえで、不承不精ふしやうぶしやう突出つきだされたしなを受取ツて、楊子やうじをふくみながら中窓のしきゐに腰を掛ける。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
しかしのちに身を吏籍に置いてからは、微官におったにもかかわらず、すこぶ材能さいのうあらわした。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
さて支那にも僧など暇多い故か、観察のくわしい人もあって、後唐の可止てふ僧托鉢して老母を養いあるきながら、青竜疏せいりょうそを誦する事三載みとせ、たちまち巨蟒うわばみあって房にあらわる。
わが逍遙子の意に違ふをもはゞからで、穿鑿の評を避け、文字の上にあらはれたる論の評を作すものは、かゝる危險をおそるゝこと甚しければなり。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
日暮々々に水そゝげば此草とりつく便たよりあるに任せて蔓をのばし、はや六月の初め、ひと花咲きそめて白き※に露も猶をかしう七夕の名を捨てぬしるしをあらはす。
花のいろ/\ (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
「死ね、死ね。お前も一旦棄てた男なら、今更みつとも無いざまを為ずに何為なぜ死ぬまで立派に棄て通さんのだ」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
みつともねえなア、大きなこゑであらあらとひなさんな。
心眼 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
イマヨ、ナド匕首アイクチノゾカセタルテイノケチナ仇討アダウ精進ショウジン馬鹿バカテヨ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
……insu(いきんす・んす・んす)……対話敬語
「さうや さかいに」 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
今はわれ友にしめすに我性格と我意志とをもてすべしとおもひぬ。
法王の元気 しかるにこれまで英国政府からして何かチベット政府へ掛合い事があって、ややもすると合戦でも起しかねまじき語気をしめすと、法王は大いに恐れて小心翼々よくよくとして心配をせられ、御膳ごぜんさえろくに召上めしあがらず日夜心を悩まされたそうですが、この頃はこれと打って変って強くなった。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
とその時にお作が云ったのに対して、シンカラ首肯うなずいてみせた事を、福太郎は今一度ハッキリと思い出させられた。
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
旦那様は少許すこし震えて、穴の開く程奥様の御顔を熟視みつめますと、奥様は口唇くちびるかすか嘲笑さげすみわらいみせて、他の事を考えておいでなさるようでした。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
其傍になまぐさき血のほとばしりかゝれる痕をみたりと言へば、水にて殺せしにあらで、石に撃つけてのちに水にいれたりとおぼえたり。
鬼心非鬼心:(実聞) (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
また履物はきもの黒塗くろぬりりのくつみたいなものですが、それはかわなんぞでんだものらしく、そうおもそうにはえませんでした……。
こうやっていててつくづく自分もいろいろの生活で、こなせるようになって来ていると感じ直します、つまり苦労して来たのだな、と思いかえすようなところがあります。
右、臣伏しておもんみれば、にし延喜元年の官符、已に権貴の山川を規錮し、勢家の田地を侵奪することを禁じ、州郡の枳棘をり、兆庶の蟼蠈を除く。
斯んなに詳しく家毎人毎に就て調べたのは、実に翁自身も始めてなので、これまで議会や世間へ向て訴へて来た悲惨は、事実の百分一にも足らなかつたことに驚いて仕舞はれた。
大野人 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
れも縁切ゑんきりとおつしやつてからう五ねん旦那樣だんなさまばかりわるいのではうて、暑寒しよかんのおつかいものなど、くらしい處置しよちをしてせるに
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
然れども巻頭の中館松生君が私徳論の如きは、其文飛動を欠き精緻を欠くといへども、温健の風、着実のふう、優に彼の気取屋党に一頭地を抜く者と被存候。
渋民村より (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
にわとりは、きょときょとしたつきで、くびをばしてあたりをみわまわしました。
汽車の中のくまと鶏 (新字新仮名) / 小川未明(著)
気の毒なほど深切にされる上に、打明けていえば迷わされて、はやく身を立てよう、行末を考えようと思いながら、右を見ても左を見ても、薬屋の金持か、せいぜいが知事か書記官の居る所で、しかも荒物屋の婆さんや近所の日傭取ひやといにばかり口を利いて暮すもんだからいつの間にか奮発気がなくなって、引込思案になる所へ、目のわずらいを持込んで、我ながら意気地はない。口へ出すのもみッともないや。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
左様さいで、ござりません。仁丹がうござりますやろ。」と夕間暮ゆうまぐれ薬箪笥くすりだんすに手を掛ける、とカチカチと鳴るかんとともに、額の抜上った首を振りつつおおきな眼鏡越にじろりとる。
浮舟 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
幾処イクトコロカ、奇功ヲアラワ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
乞食ホエドして暮らすマナグデ來るデバ。
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
韓舎人子蒼、取りて一聯として云ふ、推愁不また相覓、与老無期稍と。