“見参”のいろいろな読み方と例文
旧字:見參
読み方割合
げんざん77.1%
けんざん11.4%
まいりまみえ2.9%
まゐりまみえ2.9%
ケンザン2.9%
マヰリマミエ2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なンでえ、きまり文句じゃねえか。ひとつその、魯智深て野郎のほうへ、見参げんざんにおよぼうじゃねえか。……いるかい、番屋の中に」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
売僧まいす、ちんかも座興ざきょうにしては折檻せっかんが過ぎようぞ、眉間傷が夜鳴き致して見参けんざんじゃ。大慈大悲のころもとやらをかき合せて出迎えせい」
若人たちも、田畠に出ぬと言うばかりで、家の中での為事は、まだ見参まいりまみえをせずにいた田舎暮しの時分と、大差はなかった。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
若人たちも、田畠に出ないと言ふばかりで、家の中での為事は、見参まゐりまみえをしないで、田舎に暮して居た頃と大差はなかつた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
信雄大イニヨロコビ、徳川殿ニ、コノ由ヲ告ゲ申サルルニモ及バズ、十一月十一日、筑前守トノ仲直リノ見参ケンザン、事終リヌ。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
若人たちも、田畠に出ぬと言ふばかりで、家の中での為事は、まだ見参マヰリマミエをせずにゐた田舎暮しの時分と、大差はなかつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)