“見參”のいろいろな読み方と例文
新字:見参
読み方割合
げんざん25.0%
みまゐ25.0%
マヰリマミエ25.0%
けんざん12.5%
げざん12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆき後朝あしたすゑつむはな見參げんざんまへのこヽろなるべし、さて笑止せうしとけなしながらこヽろにかヽれば、何時いつ門前もんぜんとほときれとなくかへりて、ることもれかしとちしが
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
いかでむとてもやらず、うつくしきふところより、かしこくも見參みまゐらすれば、うへ女夫めをとびな微笑ほゝゑたまへる。それもゆめか、胡蝶こてふつばさかいにして、もゝ花菜はなな乘合のりあひぶね
月令十二態 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
若人たちも、田畠に出ぬと言ふばかりで、家の中での爲事は、まだ見參マヰリマミエをせずにゐた田舍暮しの時分と、大差はなかつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
靜岡しづをかから、すぐに江尻えじり引返ひきかへして、三保みほ松原まつばら飛込とびこんで、天人てんにん見參けんざんし、きものをしがるつれをんなに、羽衣はごろも瓔珞えうらくをがませて、小濱こはま金紗きんしやのだらしなさを思知おもひしらさう、ついでに萬葉まんえふいんむすんで
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
男を見れば女を見る。今富木どのに見參げざんつかまつれば、あまごぜんをみたてまつるとをばう。