“桃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もも70.4%
もゝ29.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
松はつらいとな、人ごとに、皆(みな)いは根の松よ。おおまだ歳若な、ああ姫(ひめ)小松(こまつ)。なんぼ花ある、梅(うめ)、桃(もも)、桜。一木ざかりの八重一重……。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
そして桃(もも)いろの封筒(ふうとう)へ入れて、岩手郡(ぐん)西根山(にしねやま)、山男殿(どの)と上書きをして、三銭(せん)の切手をはって、スポンと郵便函(ゆうびんばこ)へ投(な)げ込(こ)みました。
紫紺染について (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
上杉(うへすぎ)の隣家(となり)は何宗(なにしう)かの御梵刹(おんてら)さまにて寺内(じない)廣々(ひろ/\)と桃(もゝ)櫻(さくら)いろ/\植(うゑ)わたしたれば、此方(こなた)の二階(かい)より見(み)おろすに雲(くも)は棚曳(たなび)く天上界(てんじやうかい)に似(に)て
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
郊外(かうぐわい)に際涯(さいがい)もなく植(うゑ)られた桃(もゝ)の花(はな)が一杯(ぱい)に赤(あか)くなると其(そ)の木陰(こかげ)の麥(むぎ)が青(あを)く地(ち)を掩(おほ)うて、江戸川(えどがは)の水(みづ)を溯(さかのぼ)る高瀬船(たかせぶね)の白帆(しらほ)も暖(あたたか)く見(み)えて
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)