“扁桃腺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
へんとうせん85.7%
へんたうせん14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この暮から正月にかけて、私は扁桃腺へんとうせんの除去と、蓄膿症ちくのうしょうの手術とのために、K病院へ入院した。二十年来の懸案を片づけるためである。
扁桃腺へんとうせんのことばかり考えていて、みんなの遊びにくるのをわすれていたのだった。れいのなかよし五人、なお話しあっているうちに
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
去年は東京でK大学だけ受けることになつてゐたが、前日の夜おそくから、扁桃腺へんたうせんれ出したのに気づいて、手当をしたけれど、矢張駄目だつた。
花が咲く (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
すべて女の声帯は細いのに呂昇のは男と同じ程度に大きく、咽喉もよく発達してゐるが、扁桃腺へんたうせんが非常にふとつて、どんなに贔屓目ひいきめに見ても健全ぢやうぶな咽喉とは言ひ兼ねたさうだ。