イグアノドンの唄イグアノドンのうた――大人のための童話――――おとなのためのどうわ――
終戦の年の北海道は、十何年ぶりの冷害に見舞われ、米は五分作か六分作という惨めさであった。豊作でさえ米の足りない北海道のことであるから、この年の冬は、誰も彼も皆深刻な食糧危機におびやかされた。 それにこの冬は、例年にない珍しい大雪であった。毎 …
作品に特徴的な語句
うずも 身丈みのた 恐竜ディノザウルス とど すご 尾鰭おびれ すさま 密林ジャングル じゃく おぼ あが わざわ たた だれ ふさ 一櫂ひとかい たけ 乃至ないし 人食ひとくい 何時いつ 倫敦ロンドン 偶々たまたま わず 僻地へきち 億劫おっくう かぶと 其処そこ 冥界めいかい いた 剥製はくせい いきおい 匿名とくめい 南阿なんア インチ フィート マイル うた ただ うそ くちばし 団子だんご 国手こくしゅ すわ ほか 天蓋てんがい 奇蹟きせき 如何いか あや 屍体したい 山麓さんろく がけ うま まわ 彼方かなた 恰好かっこう 手許てもと 投槍なげやり 抜萃ばっすい 挙句あげく 断崖だんがい 日子にっし 日華にっか しばら 暫時ざんじ 曲者くせもの 有島ありしま 末裔まつえい 栗色くりいろ 棲息せいそく 此処ここ 満目まんもく 溜息ためいき 滅入めい さざなみ 理研りけん キロ 痕跡こんせき 癇癪かんしゃく 真中まんなか 真直まっすぐ ヤード 筋合すじあい いかだ メートル 綺麗きれい ふち しげ あぶら 脅威きょうい 脊柱せきちゅう あし 葦叢あしむら 蒼然そうぜん おお まき しいた