“獲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
え52.7%
と30.2%
う13.7%
えもの1.5%
か1.1%
あさ0.4%
ゑ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空想文学に対する倦厭(けんえん)の情と、実生活から獲(え)た多少の経験とは、やがて私しにもその新らしい運動の精神を享入(うけい)れることを得しめた。
弓町より (新字新仮名) / 石川啄木(著)
横浜本牧(ほんもく)あたりで獲(と)れたまきえびを、生醤油(きじょうゆ)に酒を三割ばかり割った汁で、弱火にかけ、二時間ほど焦(こ)げのつかないように煮つめる。
車蝦の茶漬け (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
すべて獲(う)べからず、譬(たと)えば沙を圧して油を覓(もと)め、水を鑽(き)って酥を求むるがごとく、既に得べからずいたずらに自ら労苦すとある。
その夢は早晩(いつか)醒むべし。トロアスの兵(つはもの)黒き蟻の群の如く獲(えもの)を載せて岸に達せば、その夢いかでか醒めざることを得ん。
二三年前、O市に水産共進会があって、その際、金牌(きんぱい)を獲(か)ち得たこの金魚の名品が試験所に寄附(きふ)されて、大事に育てられているのだ。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
しかしまだ直ぐには取りかかれないので、さらにドイルの作を獲(あさ)って、かのラスト・ギャリーや、グリーン・フラダや、爐畔(ろはん)物語や、それらの短篇集を片っ端から読み始めました。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
左右の掌(たなごゝろ)にて獲(ゑ)たる尊き勝利のしるしとして彼を天の一におくは、げにふさはしき事なりき 一二一—一二三
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)