“金牌”の読み方と例文
読み方割合
きんぱい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二三年前、O市に水産共進会があって、その際、金牌きんぱいち得たこの金魚の名品が試験所に寄附きふされて、大事に育てられているのだ。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
審査員は欧米各国の著名な工藝家や美術館員たちでありましたが、金牌きんぱいを得たのは実にこの安土瓶で、誠に興味深いことに思いました。
益子の絵土瓶 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
其日校長の演説は忠孝を題に取つたもので、例の金牌きんぱいは胸の上に懸つて、一層ひとしほ其風采を教育者らしくして見せた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)