“金魚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんぎょ71.1%
きんぎよ28.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その金魚(きんぎょ)は友(とも)だちもなく、親(おや)や、兄弟(きょうだい)というものもなく、まったくの独(ひと)りぼっちで、さびしそうに水盤(すいばん)の中(なか)を泳(およ)ぎまわっていました。
水盤の王さま (新字新仮名) / 小川未明(著)
果(はた)して島本(しまもと)は、とくに注意(ちゅうい)はしなかつたけれど、金魚(きんぎょ)を見(み)たつていいました。そして、ひらひらしていて美(うつく)しかつた、といつたんです
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
ばちやんと刎(は)ねて、足袋(たび)はびつしより、わアと椅子(いす)を傾(かたむ)けて飛上(とびあが)ると、真赤(まつか)になつて金魚(きんぎよ)が笑(わら)つた。あはは、あはは。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
雪に埋りたる泉水(せんすゐ)を掘(ほり)いだせば、去年初雪より以来(このかた)二百日あまり黒闇(まつくら)の水のなかにありし金魚(きんぎよ)緋鯉(ひこひ)なんどうれしげに浮泳(うかみおよぐ)も言(ものいはゞ)やれ/\うれしやといふべし。