“向日葵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひまわり66.3%
ひまはり24.4%
ひぐるま8.1%
こうじつあおい1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
庭の桔梗の紫き、雁来紅の葉の紅ぎ、撫子の淡紅き、向日葵の黄き、夏萩の臙脂乱れ、蝉の声、虫のも風につれてえた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
ホテルでは、夫人の部屋は二階にあつて、向日葵の咲いてゐる中庭に面してゐた。そしてその部屋の中に、ほとんど一日中閉ぢこもつてゐた。
聖家族 (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
向日葵の黄いのと、松の青いのとを隔てゝ、白い服を着た男と、羽織袴の若い書生と、寺男らしい爺とが、庫裡で顔を合せて何か頻りに話してゐるのが絵か何ぞのやうに見えた。
百日紅 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
向日葵と書いて、ひまわりと読むんでしたね、その次は、に、、を、与えよ——続けて読むと『向日葵に眼を与えよ』となるワ。
向日葵の眼 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)