“臙脂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えんじ66.7%
べに31.0%
ゑんじ1.2%
エンジ1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
臙脂色の小沓をはいた片足は、無心に通路の中ほどへ投げだしてあつた。葡萄は半ば空つぽになつて、洗面台の上にのせてある。
夜の鳥 (新字旧仮名) / 神西清(著)
第一の侍女は小さな臙脂の器物を、第二の侍女は髪針の小箱を、第三の侍女は光った赤いリボンのついた高い帽子をささげていた。
臙脂の中に橄欖を鮮かに交へた珍しい曙光を浴びた我船徐徐とマラツカ海峡の西の出口ペナン島の港につた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
故ニ都ヲ銀坑洞ト称シ、南蛮王ノ巣トシ、宮殿楼閣ク銀映緑彩、人ハミナ羅衣ニシテ烈朱臙脂濃紫黄藍シ、又好ンデ、橄欖ノ実ヲ噛ミ、酒壺常ニ麦醸果酵ウ。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)