“鈍色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にびいろ63.9%
にぶいろ33.3%
どんしょく2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はっと身体を硬くした途端、鈍色につらぬくものが女の掌に光った。拳銃であった。黒い銃口はまっすぐ宇治の胸にむけられていた。
日の果て (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
脊丈のほどもわるる、あの百日紅の樹の枝に、真黒立烏帽子鈍色に黄を交えた練衣に、水色のさしぬきした神官の姿一体。
茸の舞姫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
すっかり落葉してしまう森、すべて鈍色をして、上からおしつけようとしているものばかりが見える北国に生まれて、その冷めたい空気を吸って育った人だ。
北国の人 (新字新仮名) / 水野葉舟(著)