“青”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
あお55.7%
あを20.5%
さお11.7%
さを5.6%
せい1.6%
あほ0.8%
0.8%
ブルウ0.5%
0.3%
ああ0.3%
(他:8)2.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あおうみおもてつめながら、二人ふたりは、そのような幸福こうふくになれるのことばかりかんがえていました。
一本の釣りざお (新字新仮名) / 小川未明(著)
最後さいごとしちゃんの大事だいじにしておいた、あおいおはじきも、また、しょうちゃんのっていた銀杏ぎんなん
友だちどうし (新字新仮名) / 小川未明(著)
また、むらさきばんだあおかいも、うみいろが、そのまままったような、めったにたことのないものでありました。
眼鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
とほりあるきながらもさうおもはれまいと微笑びせうしながらつたり、知人しりびとひでもすると、あをくなり
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
それはきつ風雪ふうせつれた翌朝よくてうがいつもさうであるやうに、なにぬぐはれてきよあをかつた。
日の光を浴びて (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
宗助そうすけ自分じぶん火鉢ひばちあひだはさまつてゐるあを封筒ふうとうつて細君さいくんわたした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
天の子供こどもらは夢中むちゅうになってはねあがりまっさお寂静印じゃくじょういんの湖の岸硅砂きしけいしゃの上をかけまわりました。
インドラの網 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
さお北海ほっかい水色みずいろは、ちょうどあいながしたように、つめたくて、うつくしかったのであります。
黒い人と赤いそり (新字新仮名) / 小川未明(著)
と、肩に大きな波を打たせて、さおになった目明しの万吉、ののしるごとく、叱るごとく、こう呶鳴りつつ涙は頬をボロボロと流れてくる。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
イドリスはまつさをになつてかへつて来ました。王さまのところへいつてどうしたのですと、おかみさんが聞き/\しても、イドリスは返事をさへしません。
ダマスカスの賢者 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
でも赤焼けになつた石炭の中へなげこまれたのですから、たちまちじり/\と、からだ中が焼けたゞれて来ました。兵たいの顔色はまつさをになつてしまひました。
一本足の兵隊 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
時化しけつづき西風強く、夜は絶えて漁火いざりすら見ね、をりをりに雨さへ走り、稲妻のさをうつりに、鍵形の火の枝のはりひりひりと鋭き光なす。
観相の秋 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
——それぞ大手の寄手の背後を突くべく、兵五百ほどをひきつれて裏門を出た扈家荘こかそうの秘蔵むすめ、あだ名を一じょうせいという女将軍であったのだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
りょうの時、せい州の商人が海上で暴風に出逢って、どことも知れない国へ漂着しました。遠方からみると、それは普通の嶋などではなく、山や川や城もあるらしいのです。
せい州にしゅ老人というのがあって、薬を売るのを家業とし、常に妻と妾と犬とを連れて、南康県付近を往来していた。
晝寢ひるねがちに氣不精きぶせうりて、次第しだいかほいろあほきを、一きに病氣びやうきとばかりおもひぬれば
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ぱちぱちとおといさましく、あほひら/\とへて火鉢ひばちふちのやゝあつうなれば
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
くろくそめてまゆあほひとで、そのにはなみだがあつた。
桜さく島:見知らぬ世界 (新字旧仮名) / 竹久夢二(著)
風ひびく葉廣はびろ篠懸すずかけ諸枝もろえ立ちあざやけきさ火立ほだちあがれり
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
風ひびく葉広はびろ篠懸すずかけ諸枝もろえ立ちあざやけきさ火立ほだちあがれり
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
朝寒と小雨ながらふこの空や立枝たちえすはえに見えつつ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
四月の雨にあらわれて ブルウに ながれた
秋の瞳 (新字旧仮名) / 八木重吉(著)
秩序の目標はブルウブラック
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
アオいオラを見イたら
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
主婦かみさんが起きて開けてくれ、そうそうと思い出したように、久能さん、お手紙、ああちゃんが預ってるわ、と少し皮肉らしくいったので、突嗟に久能は異常なものを感じた。
リラの手紙 (新字新仮名) / 豊田三郎(著)
「おゝ、あゑあゑい、る。」なんて云ってゐます。その黒光りの房の中に、ほんの一つか二つ、小さな青いつぶがまじってゐるのです。
葡萄水 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
「この荒地は肥えてると見えるな。稲がしげりきってるだ。平助どんの骨折り甲斐だけあらあな。」
土地 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
またngはウまたはイの音になり(「ジャウ」「トウ」「カウ」などの語尾ウ、「ヘイ」「セイ」などの語尾イは、もとngである)、入声の語尾のpはフ、kはクまたはキになり
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
だから数の如きもコーチンより大分多い。
ラクムスブラウの風だといふ
春と修羅 第二集 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
オリムピックのなかでも、ブリュウリボンと呼ばれる、壮麗そうれいなレガッタのなかで、ぼくには、負けてあおいだ、南カルホルニアの無為むいにして青い空ほど、象徴しょうちょう的に思われたものはありません。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
光沢や切りようは、疑いもなくダイヤですが、色があまりに鮮麗なブリューですから、どうかしたらエメラルドかも知れないと思いました。
呪の金剛石 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
それはね、万一事ある場合、たとえば英仏相手の戦いがおこった場合、まずブルーブラックニールの水源をエチオピアでとめてしまう。それから、俺はホワイトニールにでて上流を閉塞する。と、どうなる⁈ エジプトの心臓ナイル河の水が、底をみせて涸々からからあがるだろう。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)