“青春”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいしゆん42.9%
わかさ14.3%
せいしゅん14.3%
はる14.3%
チョンチュン7.1%
ユーゲント7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あつ氣候きこう百姓ひやくしやうすべてをその狹苦せまくるし住居すまゐからとほさそうて、相互さうごその青春せいしゆんのつやゝかなおもかげ憧憬あこがれしめるのに
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
老齢とは言いじょう師匠の面にはその翳さえみえず、その眼に籠っているものが年どし青春わかさを加えているように見える。
痀女抄録 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)
きみは、ゆめたのだ。」と、だれもしんじてくれませんでした。そのうちに、かれ青春せいしゅんってしまったのであります。
希望 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「道頓堀行進曲」「僕の青春はる」「東京ラプソディ」などの蓮ッ葉なメロディを戎橋を往き来する人々の耳へひっきりなしに送っていた。
世相 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
「オーハ、青春チョンチュン!」と、鶴の一声を放った。そして部屋中の歓呼を浴びながら、いい気になって自分では得意な積りの唄で一くさり踊り演じた。
親方コブセ (新字新仮名) / 金史良(著)
青春ユーゲントの幸福はすでにその人を去っているからである。私はいまだ童貞なる青年が、肉交を、思想上においてジャスチファイするのを愚かだとは思わない。
愛と認識との出発 (新字新仮名) / 倉田百三(著)