『痀女抄録（くじょしょうろく）』

先き頃、京阪方面の古刹めぐりから戻られた柳井先生の旅がたりのうちに、大和中宮寺の「天寿国曼荼羅」のおはなしがあった。わたくしは不幸にして未だに中宮寺をおとなう折にはめぐまれぬけれども、その曼荼羅繍帳にふれては、これまでも幾たびか人にもきかさ …

著者	矢田津世子
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出	「改造」1939（昭和14）年7月号
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約1時間6分（500文字/分）
朗読目安時間	約1時間49分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

扱（こき） 上（じょう） 熟（な） 量（は） 強（こわ） 養（が） 面（も） 闌（すが） 下（しも） 頭髪（つむり） 面（おも） 火葬（やい） 蹣跚（よろ） 背（せな） 絹縮（しじら） 頭（つむり） 仮託（かず） 面（めん） 分（ぶん） 店（だな） 徒労（ただ） 弾（はず） 笑（え） 斑（ふ） 恬（しず） 溝（どぶ） 叢（むら） 廉（やす） 店（たな） 青春（わかさ） 孚（はぐく） 噎（むせ） 粗笨（そほん） 簓（ささら） 金布（かなきん） 薨去（こうきょ） 質（たち） 逆上（のぼ） 途上（みち） 佝僂（せむし） 梅雨（つゆ） 伸子（しんし） 他人（ひと） 今朝（けさ） 揚出（あげだ） 呼吸（いき） 大和（やまと） 姉妹（きょうだい） 娘（こ） 寝（やす） 対（むか） 寿女（すめ） 当（あて） 忙（せわ） 稍（やや） 旋毛（つむじ） 明日（あす） 木居（こい） 東漢（やまとのあや） 柔毛（にこげ） 吩咐（いいつ） 母娘（おやこ） 浮腫（むく） 内儀（かみ）