“簓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ささら58.3%
さゝら20.8%
サヽラ20.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれどもささらで神経を洗われる不安はけっして起し得なかった。要するに彼らは世間にうといだけそれだけ仲の好い夫婦であったのである。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
倦怠けんたい彼等かれら意識いしきねむりやうまくけて、二人ふたりあいをうつとりかすますことはあつた。けれどもさゝら神經しんけいあらはれる不安ふあんけつしておこなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
うかれ女系統の楽器らしいサヽラと言ふ物も、形は後世可なり変化したであらうが、実は万葉人の時代からあつたものと言ふ推測がついて居る。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)