うかれ女系統の楽器らしい簓と言ふ物も、形は後世可なり変化したであらうが、実は万葉人の時代からあつたものと言ふ推測がついて居る。
簓だとか、猿楽などといふやうな語が這入つてをるので、吾々の考へてゐる芸能と同じものだと考へてもよいと思ひます。
説経・浄瑠璃は、また目あきの芸にもなつて、扇や簓を用ゐる様にもなつた。
“簓(ささら)”の解説
ささら(簓)とは、竹や細い木などを束ねて作製される道具の一つである。洗浄器具として用いられるほか、楽器や日本の伝統的な大衆舞踊の際の装身具の一部としても用いられる。また、これを伴奏楽器として用いる音曲や舞踊を「ささら」と称することも多い。
(出典:Wikipedia)
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