『国文学の発生（第四稿）（こくぶんがくのはっせい（だいよんこう））：唱導的方面を中心として（しょうどうてきほうめんをちゅうしんとして）』

たゞ今、文学の信仰起原説を最頑なに把つて居るのは、恐らくは私であらう。性の牽引や、咄嗟の感激から出発したとする学説などゝは、当分折りあへない其等の仮説の欠点を見てゐる。さうした常識の範囲を脱しない合理論は、一等大切な唯の一点をすら考へ洩して …

著者	折口信夫
ジャンル	文学 > 日本文学 > 日本文学
初出	「日本文学講座　第三・四・一二巻」1927（昭和2）年1、2、11月
文字種別	新字旧仮名
読書目安時間	約1時間50分（500文字/分）
朗読目安時間	約3時間3分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

退（ソ） 襲（ツ） 正（マサ） 託（ツ） 祝（ノリト） 杖（ツヱ） 武士（ブシ） 給（タ） 惚（ホ） 傍（カタ） 存（ナガラ） 連（ムラジ） 憑（ヨ） 威（イツ） 喚（ヨ） 準（ヨソ） 宿（シユク） 訪問（オトヅレ） 頂上（ソラ） 早（ハヤ） 己（オノ） 憑（ガヽ） 言出（コチデ） 振（ブリ） 豊（トヨ） 新（イマ） 占（ウラ） 綴（トヂ） 策（ツ） 天皇（スメラミコト） 為（シ） 代（ヨ） 栄（ハ） 楽（ガク） 若衆（ニセ） 巌（イハ） 禿（カブロ） 揮（サイ） 掌（タナソコ） 淡（アハ） 我（ア） 覓（マ） 命（ミコト） 弛（ユル） 同（トモ） 廻（モトホ） 祭（ホカヒ） 断（キ） 誓（ウケ） 主（ヌシ） 詞（コト） 饗応（アルジ） 侏儒（ヒキウド） 小角（ヲヅヌ） 金（キン） 喪（モ） 底（ソコ） 約（つづま） 潜（カヅ） 日（ヒ） 畏（カシコ） 読（ヨ） 男（ヲ） 宛（づつ） 顕（あき） 本（モト） 聖（ヒジリ） 地（ヂ） 昔（カミ） 天（アマ） 莎草（ハマスゲ） 告（ノ） 童子（ドウジ） 風俗（フゾク） 海部（カイフ） 掌（つかさど） 役（エン） 絵（ヱ） 魂（タマ） 窟戸（イハト） 和魂（ニギタマ） 秀（ホ） 宣（ノ） 末端（ウラ） 姑（しば） 最（もつとも） 酒（キ） 却（しりぞ） 踊躍（ユヤク） 踴躍（ユヤク） 曲舞（キヨクブ） 神（カミ） 乱（ヲサ） 神語（カムガタリ） 男（を） 科白（セリフ） 海部（アマベ） 心（シン） 石女（ウマズメ） 祓除（ハラヘ）