“約”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
つづ36.1%
やく23.7%
つま7.2%
つゞ7.2%
およそ6.2%
およ4.1%
つづま4.1%
ちぎ2.1%
ちぎり2.1%
2.1%
(他:5)5.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“約”を含む作品のジャンル比率
文学 > イタリア文学 > 詩21.4%
社会科学 > 社会 > 社会学12.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
つづめて云って了えば斯うである。哀れな被告、高と云う名の朝鮮人は、裁判長のやさしい質問に対し、一気に答えるのであった。
職工と微笑 (新字新仮名) / 松永延造(著)
もとは、江戸一といわれた捕物の名人、仙波顎十郎も、この節はにわか駕籠屋で、その名もつづめて、ただの阿古長あこちょう
學年がくねんをはりに宗助そうすけ安井やすゐとは再會さいくわいやくしてわかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
直径ちょっけいやく七十センチだから周囲しゅういは70cm×3.14=219.8cmというわけだ。
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
つまりわたしから師匠の小翫にたのんで、師匠から照之助に話して貰って、照之助をこの御下屋敷へ呼ぼうと云うのでございます。
三浦老人昔話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
いわゆる大衆物はやはり相応に流行して読まれたが、生活がつましかったのと多少の閑があったのとで、買うよりは貸本屋から借りては面白いものは丸写しか抜写しをしたものだ。
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
尊きジユウゼツペ(ペツポはこの名をつゞめたるなり)の上を思はゞ、我名を忘るゝことなからん。
「そこの手擦りが腐つてぶら/″\になつてゐるのですから。」とつゞましくいふ。
赤い鳥 (旧字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
といふことはで、Be と red との間が一リイグある。一リイグはおよそ三哩の長さである。
兎角とかくしておよそ時間じかんばかりは、くるはし沙魚ふかのためにかれて、いつしかうしほながれをもだつ
——それからおよそ一週日を経ていよ/\決行の日、思ひ設けず雪子に邂逅かいこうしたわけである。
途上 (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
天に近きことおよそ三千米、額には雪の宝冠が白金の如く輝いている。
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
『郷土研究』巻四と『日本及日本人』去る春季拡大号へ出した拙文に大概説き置いたから、なるべく重出を省いてつづまやかに述べよう。
つまりは、元々一文章の大部分を占めて居た部分が小さくつづまり、其が新しい意義に甦つたことになるのである。
日本文章の発想法の起り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
馴染みの客を送り出して、そのうわさをしているのもあれば、初会の客に別れを惜しがッて、またの逢夜おうやちぎッているのもある。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
かくちぎりて、すなはち詔りたまひしく、「汝は右より𢌞り逢へ、は左より𢌞り逢はむ」とのりたまひて、ちぎへて𢌞りたまふ時に、伊耶那美の命まづ「あなにやし、えをとこを」とのりたまひ、後に伊耶那岐の命「あなにやし、え娘子をとめを」とのりたまひき。
秋成の「雨月物語」は、ぼくの少年時の愛読書の一つだが、あの中でも「蛇性じゃせいいん」「菊花のちぎり」「白峯」の三篇がわけてすぐれている。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そしてこの二人が、いつごろ何処どこで夫婦のちぎりを云ひ交したか……それも水の低きにつくごとく極めて自然な落着として今さらせんぎの必要もありませんでせう。
秋の夜がたり (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
「おこのさんもあんまり家をめるもんだで、かえって大きい金が外へ出るらね。」と母親は後で弟嫁のことをくさしはじめた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
『クニス』がまって『クス』になる最好の適例としては、『ハニシ』(土師)が『ハジ』になり、『クヌガ』(陸)が『クガ』になったものを提供したい。
国栖の名義 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
この黒壁には、夏候かこうぴきの蚊もなしと誇るまでに、蝦蟇がまの多き処なるが、乞食僧はたくみにこれをあさりて引裂きくらうに、おおむ一夕いっせき十数疋を以て足れりとせり。
妖僧記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「ハイカラ」とは、気がきいてをり、あかぬけがしてをり、軽快であるばかりではない。それは常にもつとも「理知的な眼」を意味する。そこでは、常に、「溌剌たる才気」がもつとも「つゝましい姿」を見せてゐる。
『ハイカラ』といふこと (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
我、師よ、彼等何を苦しみてかくいたく歎くにいたるや、答へていふ、いとつゞまやかにこれを汝に告ぐべし 四三—四五
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
彼答へていひけるは、汝かく事の隱微をしるをねがへば、我はわが何故に恐れずここに來れるやをつゞまやかに汝に告ぐべし 八五—八七
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
此の形の科学、ひっくるめて云へば幾何学の奉仕者とその美しいものの附属物の言葉の紹介に驚いてはいけない。
雜談ざつだんの間に周三は、何かひツかゝりを作へては、お房の素性すじやう經歴けいれきとを探つた。そしてほぼ想像そう/\して見ることが出來るまでにぐり出した。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)