“節約”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しまつ54.5%
せつやく36.4%
つめ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その水も洗面用の給水を晝の間に節約しまつしておかねばならないのであつた。呑んだ水はすぐにねつとりとした脂汗になつて皮膚面に滲み出た。
(旧字旧仮名) / 島木健作(著)
すなはこれ實行じつかうせんとすれば現在げんざい國民こくみん消費せうひ相當さうたう程度ていど節約せつやくせしむるよりほかにないのである。くしてはじめ冗費じようひせつ無駄むだはぶかしむることが出來できるのである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
それから船長おやじ一流の冒険だが六時間の航程コース節約つめるために、鳴戸なるとの瀬戸の渦巻を七千トンの巨体で一気に突切って
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)