“破産”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はさん80.0%
バンクラプシイ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
めっそうな、わたしたら、いまごろは破産はさんせんけりゃならん。しろい、気味きみわるつきをしたおとこ見物人けんぶつにんなかじって、じっとしていたということでな。
白い影 (新字新仮名) / 小川未明(著)
財政的にも人格的にも破産はさんしてしまつた旗本には、自分の屋敷を博奕宿ばくちやどに貸したり、妙な女を多勢引入れて、公然密會場所に提供したり、いかさまな藝當を見せたりして
十一になったばかりの瑠璃子るりこさんが、夫人の死の為めに受くる愛情生活の破産バンクラプシイを考えると、自分の悲しみなどは恥しいほど、小さいものだと思わずには居られなかった。
大島が出来る話 (新字新仮名) / 菊池寛(著)