“破片”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かけら53.2%
はへん29.8%
かけ10.6%
くだけ2.1%
こわれ2.1%
こはれ1.1%
われ1.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“破片”を含む作品のジャンル比率
文学 > 英米文学 > 小説 物語(児童)15.8%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語12.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)2.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
はえ破片かけらを運んでいる人夫であるから、邪魔になってはいけないと思ったので、権兵衛は体を片寄せて往こうとした。
海神に祈る (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
町をひたす切な若々しい色彩の氾濫も、引潮の夜、思いがけぬ屋根の下でそれ等千代紙の破片かけらがもみくしゃになることも。
町の展望 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
「これきんでない?」と、その一人ひとりが、自分じぶんっている、いし破片はへんしめしました。
白い雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
かれは、こわれた釜のそばへかけより、ひざを折って破片はへんをひろいあつめ、むだとは知りつつも、その破片をつぎあわしてみた。
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
おつぎはなべをいつもみがいて砥石といし破片かけこほりたゝいてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ちょっとした石瓦いしかわらのような仏様の破片かけでもあると必ず右へしてまわって行く。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
ただひとつ声もなく照りかへす硝子がらす破片くだけ
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
そしてヨブの所に来り見れば往日さきの繁栄、往日の家庭、往日の貴き風采ふうさい悉く失せて今は見る蔭もなく、身は足のうらよりいただきまで悪しき腫物はれものに悩み、土瓦やきもの破片くだけを以て身をきつつ灰の中に坐する有様であった。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
箱の破片こわれを手にしながら、異常に光る視線を藤吉は、今起き上って来た彦兵衛へ向けた。
寺男は両手を深くその中に差入れたり、両足の爪先つまさきで穴の隅々すみずみを探ったりして、小さな髑髏どくろを三つと、離れ離れの骨と、腐った棺桶かんおけ破片こわれとを掘出した。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
その破片こはれが引力によつて中心に吸集されると、ひとつ道がかなた至上高點に卷込まれて消失せる處は、稻魂の光明に包まれた「三角」である。
さしあげた腕 (旧字旧仮名) / レミ・ドゥ・グルモン(著)
恭敬は衆人の胸中にひれ伏し、謙遜は、其體内で、生の破片こはれの中、扁石ひらいしの上に身を臥せる。
さしあげた腕 (旧字旧仮名) / レミ・ドゥ・グルモン(著)
「おい、みんな見ろやい!」と、別の一人が甕の破片われを手に取りあげながら言つた。