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断片
ふりがな文庫
“断片”のいろいろな読み方と例文
旧字:
斷片
読み方
割合
かけら
37.5%
だんぺん
31.3%
きれはし
12.5%
きれ
6.3%
きれっぱし
6.3%
ちぎれ
6.3%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かけら
(逆引き)
金では、人の心の愛情の
断片
(
かけら
)
をさへ、買ひ得ないことを告白してゐる。彼は、今自分の非を悟つて、瑠璃子の前に平伏して彼女の愛を哀願してゐる。敵は脆くも、降つたのだ。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
断片(かけら)の例文をもっと
(6作品)
見る
だんぺん
(逆引き)
座
(
すわ
)
って居て行路の人を
眺
(
なが
)
むるのは、
断片
(
だんぺん
)
の芝居を見る様に面白い。時々は
緑
(
みどり
)
の
油箪
(
ゆたん
)
や振りの
紅
(
くれない
)
を遠目に見せて嫁入りが通る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
断片(だんぺん)の例文をもっと
(5作品)
見る
きれはし
(逆引き)
貴女の
身体
(
からだ
)
をさえ、まだ自分の物に、することが出来ないで苦しんでいるのです。まして、貴女の愛情の
断片
(
きれはし
)
でも、俺の自由にはなっていないのです。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
断片(きれはし)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
きれ
(逆引き)
母は机の奥から屑籠を
引
(
ひ
)
き
擦
(
ず
)
り出した。手紙の
断片
(
きれ
)
を一つ一つ床から拾って籠の中へ入れる。
捩
(
ね
)
じ曲げたのを丹念に引き延ばして見る。「いずれ
拝眉
(
はいび
)
の上……」と云うのを投げ込む。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
断片(きれ)の例文をもっと
(1作品)
見る
きれっぱし
(逆引き)
路傍の石の不器用な
断片
(
きれっぱし
)
を、七つ八つ並べて三、四寸の高さと見ず、一万尺と想ってみたまえ、
凸凹
(
たかひく
)
もあれば、
※皺
(
ひだ
)
もあり、断崖もあって、自らなる山性を
有
(
も
)
っている、人間の
裳裾
(
もすそ
)
に通う空気は
梓川の上流
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
断片(きれっぱし)の例文をもっと
(1作品)
見る
ちぎれ
(逆引き)
花火は時々一団の白い煙を空に残して、やがてそれが浮び
飄
(
ただよ
)
う雲の
断片
(
ちぎれ
)
のように、風に送られて群集の頭上を通る時には、あちこちに小供の歓呼が起る。
藁草履
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
断片(ちぎれ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“断片”の意味
《名詞》
切れ端。破片。かけら。
(出典:Wiktionary)
断
常用漢字
小5
部首:⽄
11画
片
常用漢字
小6
部首:⽚
4画
“断片”の類義語
破片
一片
欠片
小片
和平
“断片”で始まる語句
断片的
検索の候補
断片的
一断片
断布片
“断片”のふりがなが多い著者
徳冨蘆花
小島烏水
佐々木邦
伊藤左千夫
徳田秋声
菊池寛
島崎藤村
北原白秋
夏目漱石
海野十三