“捩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
34.9%
ねじ22.4%
よじ10.4%
7.8%
ひね6.3%
ねぢ5.7%
3.6%
よぢ2.1%
もじ1.6%
より1.6%
1.0%
ちぎ1.0%
もぎ1.0%
ネヂ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「家は自分のものだつて。」重役は自分の大きな鼻を他人の持ちものだと言つて、指でこつぴどくぢ曲げられたやうにびつくりした。
どんな些細なことでも見逃さないで、例えば、兄は手拭を絞る時、右にるか左に捩るかという様なことまで、れなく調べました。
その片隅に、もう消えかかったガラ焼の焔と煙が、ヌラヌラメラメラと古綿のように、または腐った花びらのようにれ合っているのであった。
女坑主 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
少兀の紺の筒袖、どこの媽々衆ったやら、浅黄扱帯の裂けたのを、縄にった一重まわし、小生意気に尻下り。
海異記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
彼自身さえ、この二つの非難のれかを聞いた時、そうかも知れないと、腹の中で首をらぬ訳には行かなかった。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
何處くんだ。こうれ」勘次まうとしたがおつぎはつてさつさとく。勘次てゝ草履爪先きつゝおつぎのいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
てんでんが芋※の葉をぎりまして、目の玉二つ、口一つ、穴を三つ開けたのを、ぬっぺりと、こう顔へったものでござります。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
卓や椅子は黒ずんだ木で拵へて、れた脚の下の方が細くしてある。壁に塗り籠めた大きい、丈の高い炉には時計とキヤベツとが彫つてある。
十三時 (新字旧仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
雪江さんが相手の女主人公で、紛紜した挙句に幾度となく姦淫するのを、あやふやな理想や人生観でらかして、高尚めかしてすじりった物であったように記憶する。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
私はもうプッヽリ新吉さんの事は思い切りまして、元の通り、尼になった心持で堅気の師匠をりさえすれば、お弟子もを戻して来てくれましょうから
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
どうすればいいんだい? こうしたらどうだろう! と小田原評議よろしくあった結局のつまりが、用心しながら中の物をあまり揺り動かさぬように、そろそろとじ開けてみたが一番いいだろう
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
みのるは買つて來た小さいパンを袋から出して、土間の中まで追つて來たメエイにつて投げてやりながら、といつまでも明りのついた義男の方を向かずにゐた。
木乃伊の口紅 (旧字旧仮名) / 田村俊子(著)
ると、して無花果芭蕉つてふ、若し起上つてらなければならぬなら飢餓だかも知れないが
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
人間の心と心とが、なぜかうれ、絡み、又離ればなれになつて行かねばならないのだらう。人間はなぜ、人間の悲しみの最深きものに、直に同感し、直に共感する智慧を、持つことが出来ないのか。
実川延若讃 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)