“無花果”の読み方と用例
読み方(ふりがな)割合
いちじく65.6%
いちじゆく14.6%
いちじゅく11.5%
いちぢく7.3%
ムカカ1.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“無花果”を含む作品のジャンル比率
哲学 > キリスト教 > キリスト教42.9%
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話]10.3%
文学 > フランス文学 > 小説 物語7.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
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家の横手にある無花果いちじくとその柿とが私の楽しみで、木蔭に竿さおを立てかけて置いて、学校から帰ると、毎日一つずつ落して食べました。
〔出典〕鴎外の思い出(新字新仮名)/小金井喜美子(著)
そこには「明星みょうじょう」という文芸雑誌だの、春雨しゅんうの「無花果いちじく」だの、兆民居士ちょうみんこじの「一年有半ねんゆうはん」だのという新刊の書物も散らばっていた。
〔出典〕或る女:2(後編)(新字新仮名)/有島武郎(著)
つぼとかはちとかきまつたかたちのものばかりでありまして、ことにつぼにはしりほうが、つぼんだ無花果いちじゆくのようなかたちをしたものがおほいのです。
〔出典〕博物館(旧字旧仮名)/浜田青陵(著)
ヘロデはいつも玉座の上に憂欝な顔をまともにしたまま、橄欖かんらん無花果いちじゆくの中にあるベツレヘムの国を見おろしてゐる。
〔出典〕西方の人(新字旧仮名)/芥川竜之介(著)
愛玉只は、黄色味を帯びた寒天様のもので、台湾たいわん無花果いちじゅくの実をつぶして作るのだそうだが、それをさいの目に切ったのの上に砂糖水、氷をかけて食う。
〔出典〕如何なる星の下に(新字新仮名)/高見順(著)
その間に小さな駈落者らは、大忙おおいそぎで裏庭の雑草を踏み越えて、そこに立っている無花果いちじゅくの樹にじ登った。
〔出典〕青草(新字新仮名)/十一谷義三郎(著)
さもなくて、ああのべつ幕なしに甘いもの――名物こんぺいとう・乾し無花果いちぢく水瓜すいかの皮の砂糖煮・等等等――を頬ばっていられるわけがなかったし
〔出典〕踊る地平線:08 しっぷ・あほうい!(新字新仮名)/谷譲次(著)
笑ふためにも歌ふためにも、ジエンツアノの葡萄酒を飲むためにも、ピエンツアの無花果いちぢくを食ふためにも、その外の事をするためにも、永遠に開く時は無い。
〔出典〕復讐(新字旧仮名)/アンリ・ド・レニエ(著)
無花果ムカカはイチジクである。
〔出典〕植物一日一題(新字新仮名)/牧野富太郎(著)