“無花果”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
いちじく64.0%
いちじゆく16.0%
いちじゅく11.0%
いちぢく7.0%
いちゞく1.0%
ムカカ1.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“無花果”を含む作品のジャンル比率
哲学 > キリスト教 > キリスト教85.7%
文学 > フランス文学 > 小説 物語13.2%
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話]10.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
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おぎんは井戸端いどばた無花果いちじくのかげに、大きい三日月みかづきを仰ぎながら、しばしば熱心に祈祷をらした。
おぎん (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
翌朝、岸本は離座敷はなれの廊下から庭へ降りて、独りで考えをまとめるために無花果いちじくの下へ行った。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ヘロデはいつも玉座の上に憂欝な顔をまともにしたまま、橄欖かんらん無花果いちじゆくの中にあるベツレヘムの国を見おろしてゐる。
西方の人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
硝子燈といろどりたる燈籠とを點じたる店相並びて、つくゑには柑子かうじ無花果いちじゆくなどうづたかく積み上げたり。
その間に小さな駈落者らは、大忙おおいそぎで裏庭の雑草を踏み越えて、そこに立っている無花果いちじゅくの樹にじ登った。
青草 (新字新仮名) / 十一谷義三郎(著)
彼は一人で無花果いちじゅくや葡萄をもぐか、それともパンドーラ以外の誰かと一しょに、何か面白い遊びをしようと思って出たのでした。
楓、桜、梅、檜葉、梔子くちなし無花果いちぢく、沈丁花、椿など、雑多な樹木で、熊笹の数株まで添えてありました。
そして今主人の何か言ふのに耳を傾けながら、ピエンツアの無花果いちぢくの一つを取つて皮をむいてゐる。
復讐 (新字旧仮名) / アンリ・ド・レニエ(著)
井戸の傍に大株おほかぶ無花果いちゞくがコンモリとしてゐる。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)