“鳳梨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あななす40.0%
パイナップル20.0%
パイナツプル20.0%
パインアップル20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もちろん、蕃地の南洋でも、鳳梨あななすの実が幾度か熟し無花果いちじくの花が幾度か散った。そして老年の麝香猫や怪我をした鰐が死んだりした。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それに犬の男根のような若芽の護謨ゴム苗や、浅緑の三尺バナナや、青くて柔かな豆の葉や、深い緑のトマトの葉、褐色の鳳梨パイナップルやが、朱紅色の土の上に、まるで印度更紗インドさらさのように
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
カスタード(牛乳ぎうにう鷄卵たまごとに砂糖さたうれてせいしたるもの)、鳳梨パイナツプル、七面鳥めんてう燒肉やきにく、トッフィー(砂糖さたう牛酪バターせいしてかたいた菓子くわし)、それに牛酪バターつきの𤍠あつ炕麺麭やきぱん
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
されど鳳梨パインアップルを求め置きしが気にかかりてならぬ故休み休み写生す。これにて菓物帖くだものちょう完結す。始めて鳴門蜜柑なるとみかんを食ふ。液多くして夏橙なつだいだいよりも甘し。今日の番にて左千夫来る。午後四時半また服剤。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)