“牛酪”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
バタ44.0%
バター32.0%
ぎゅうらく12.0%
ばた4.0%
バタア4.0%
フウル4.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“牛酪”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話]10.3%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
麺麭パンを厚く切りそれに牛酪バタとジヤムとを塗つて、半々はんはんぐらゐの珈琲コーヒーを一わん飲ませた。
日本媼 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
熱い紅茶をすすりながら焼麺麭やきパン牛酪バタを付けていると、門野かどのと云う書生が座敷から新聞を畳んで持って来た。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
彼はそれが自分自身への口実の、珈琲コーヒー牛酪バターやパンや筆を買ったあとで、ときには憤怒のようなものを感じながら高価な仏蘭西香料を買ったりするのだった。
冬の日 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
有楽町で途中下車して銀座へ出、茶や砂糖、パン、牛酪バターなどを買った。
泥濘 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
十荷じっか酒瓶さかがめを用意し、干魚、乾貝ほしがい、川魚、鳥肉、果実、牛酪ぎゅうらく、菜根など、あらゆる珍味を調理して、当日の盛餐せいさんにそなえた。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それから豚の仔を丸ごと油で煮たのや、山羊の吸物の鍋や、干菜かんさい牛酪ぎゅうらくで煮つけた物だの、年数のかかった漬物だの——運ばれてくるごとに、三名は、その豪華な珍味の鉢や大皿に眼を奪われた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
毎朝両方で二升位取れるのださうで、みんなで飲めるだけ飲んだ余りを溜めといて牛酪ばたなぞにするのだと言はれる。
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
牛酪ばたはお厭ぢやないでせう? ぢや入らつしやいよ。一度だけですよ。もうお夕飯からは厭でもあなたがすつかりなさらなけやならないのだから。」
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
「牛は今六十頭をります。」などと、S氏は云つた。牛舍は見るからに美しく整頓してゐた。それから丘を登つて修道院の裏手に行くと牛酪バタアの製造場があつた。
修道院の秋 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
「巴里に引き返すといったって、この車は前だけにしか動かないよ。おなかがすいたら、この籠の中に麺麭パン牛酪フウルが入ってるから、それでも喰べて我慢していたまえ」と、背中越しに籠を突き出してよこした。