“担”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方(ふりがな)割合
かつ66.9%
にな25.5%
にの2.6%
かた1.2%
0.8%
たん0.6%
かつい0.4%
いな0.2%
かか0.2%
かつぎ0.2%
(他:7)1.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“担”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸29.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語10.9%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆1.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
釣魚つりをするとか玉を突くとか、を打つとか、または鉄砲をかついで猟に行くとか、いろいろのものがありましょう。
現代日本の開化 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
電車の中などでも薄の木兎などをかついでいる人を見ると、何だか懐しくなって、声をかけてみたいように思うこともあります。
我楽多玩具 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
恭三の家とは非常に懇意にして居たので、此処こゝを宿にして毎日荷物を預けて置いて、朝来てはそれをになって売り歩いた。
恭三の父 (新字新仮名) / 加能作次郎(著)
いま自分の双肩には武名山陽に鳴った福知山三万石の重大な名誉の興亡と、決死組の人々が涙をのんでの信頼とをになっている。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
買ってもどった天秤棒で、早速翌朝から手桶とバケツとを振り分けににのうて、汐汲しおくみならぬ髯男の水汲と出かけた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
この婆様が四年前の四月、例により塩をにのうて来た畚(フゴ)の中にかの村名産のタチガイ多く入れあった。
かの人々の弐千余円を失ひて馳違はせちがふ中を、梅提げて通るはが子、猟銃かたげ行くは誰が子、と車をおなじうするは誰が子
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
店の日除ひよけや、路ゆく人の浴衣ゆかたや、見るものことごとく白きが中へ、紅き石竹せきちくや紫の桔梗ききょう一荷いっかかたげて売に来る
銀座の朝 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
細川は自分の竿をついでびくをぶらぶら下げ、浮かぬ顔をして、我家へと帰った。この時が四時過ぎでもあろう。家では老母が糸をいていた。
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
山笠の太いき棒をはげしく叩きつけられて、こちらの山笠は、危うく横だおしになるところであった。っておけば倒れた。ほとんど、地につきそうになったところを、やっと押し返した。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
浜口たんといへば、前代議士で猪苗代電灯の重役である事は知らないでもよいが、近藤廉平れんぺい翁の娘婿である事だけはわきまへてゐて貰ひたい。
小民を安堵あんどせしむるが如き、漸進の保険策を採り、他は菱樽ひしだるたん問屋の専売権をぎ、富豪の驩心かんしんを損ずるを顧みず、極めて急進突飛の手腕を揮い、一は常識円満
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
正月元日の朝、年礼に出掛けた時に、葬礼に逢うと鶴を台に戴せてかついで来るのを見ると何方どっちいかと云うから、私は、
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
点灯会社に住込んで脚達きやたつかついで飛んだ事もある、一杯五厘のアイスクリームを売つた事もある。西瓜の切売をした事もある、とゞの結局つまりが縁日商人となつて九星きうせいひとり判断はんだん、英語独稽古から初めて此頃では瞞着まやかしの化粧品と小間物を売つてマゴ/\しておるが君、金を儲けるのは商人だよ。
貧書生 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
気の早い連中で、モウ棺箱をいない込んで来ている模様です。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
急ぎ返って羅摩に報じ、その請に応じて、山嶽、大巌を抜き、自分の身上にあるだけの無数の石をかかげて幾回となく海浜に積み
魚売りかつぎ八百屋、仕事に出るらしい大工左官、近所の女子供からさては店屋の番頭小僧まで、総出の形で遠く近く与惣次を取り巻いた。
啣楊枝くはへようじして好ききぬ着たるは誰が子、あるひは二頭だちの馬車をる者、結納ゆひのうの品々つらする者、雑誌など読みもて行く者
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
膿はまだ少しづつ出て居たが痛みはもうすつかり無くなつて了つて、歩くのに少しも困難を感じなかつたが、病後の衰弱の身体とて、重い水桶をにたつて坂を上るには最初の中かなり苦痛であつた。
世の中へ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
婆「其の代り無代たゞで宜うがんす、口を打欠ぶっけえて種子たねえ投込んで、のきへ釣下げて置きましたから、銭も何もらねえもんでごぜえますが、思召おぼしめしが有るなら十六文でも廿四文でも戴きたいもんで」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
此墓のたまが、河内安宿部あすかべから石ちに来て居た男に憑いた時はなう。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
其を宵宮にはカタげて宮に参詣しては、新しい護符を貼りかへて貰つて帰つて来るのである。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
マサカリナドニナフモアリテ……
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
此墓のみタマが、河内安宿部アスカベから石ちに来て居た男に、いた時はなう。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)