“脚絆”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
きゃはん84.1%
きやはん11.6%
ゲートル1.2%
はばき0.6%
はゞき0.6%
キヤハン0.6%
モレチエール0.6%
レギンス0.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“脚絆”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.1%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
二階の部屋へやへ案内されたあとで、半蔵は寿平次と顔を見合わせて言ったが、まだ二人とも脚絆きゃはんをつけたままだった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
畳の上に、脚絆きゃはんわらじでッ立っている万吉、あわてて匕首あいくちを後ろへ隠して、土足のまま坐ってしまった。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
丁度そこへ足を投出して、脚絆きやはんを着けて居るところへ、下女の袈裟治に膳を運ばせて、つゞいて入つて来たのはお志保である。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
見てると街道には車が通る、馬が通る、をたゞおんぶした田舎のかみさんが通る、脚絆きやはんかふかけの旅人が通る。
父の墓 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
普通の服に革帯かわおびを締め、腕章うでじるしを着け、脚絆ゲートルを巻きつけ、銃を肩にし、列をつくって、兵式の訓練を受けるためにルュキサンブウルの公園の方へ行くところであった。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
王冠の代りにヘルメット帽をかぶり、スカアトの様な短袴キルトを着け、欧羅巴式の脚絆ゲートルを巻いた、この南海のグスターフ・アドルフは大変に珍しいもの好きで、赤道直下の彼の倉庫にはストーヴがしこたま買込まれていた。
光と風と夢 (新字新仮名) / 中島敦(著)
脚絆はばき解く間の夕闇を、
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
脚絆はゞきぞあだにやぶれ朽つる。
信姫 (新字旧仮名) / 末吉安持(著)
頭ハ髪ヲツカミ乱シ、荒縄ニテ鉢巻ムズトシメ、黒革クロカハ脚絆キヤハンヲシ、同行ドウカウ常ニ二十人バカリ、熊手
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
コン吉とタヌが薔薇ロジェの木の花棚の下で待っていると、目もはるかな荘園に続く大きな木柵もくさくをあけて、皮の脚絆モレチエールをはき、太い金鎖きんぐさりをチョッキの胸にからませた夕月のように赤い丸い顔をした田舎大尽いなかだいじん風の老人がのっしのっしと現われて来た。
姉の脚絆レギンスを両腕にはめて、浴衣の袖口から覗かせ、もってセエターを着ているように見せかけていたのです。
人間失格 (新字新仮名) / 太宰治(著)