“手甲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てっこう87.5%
てこう9.4%
てつかふ3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのほかに二人、一人は初めて見る顔で、旅の者らしい、手甲てっこう脚絆きゃはん草鞋わらじをはき、合羽かっぱを着て、頭にちりよけの手拭をかぶっている。
夜の蝶 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
二人が、チンドン屋の寅太郎とらたろうという、いつも手甲てこう脚絆きゃはん大石良雄おおいしよしおを気取って歩く男を捉えたのは、それから間もなくの出来ごとだった。
(新字新仮名) / 海野十三(著)
萬筋まんすぢの野暮つたいあはせに、手甲てつかふ脚絆きやはんをつけ、置手拭までした恰好は、誰に教つたか知りませんが、すつかり行商人の板について居ります。