“てっこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手甲93.3%
鉄甲5.0%
剔紅1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
梶子は旅なれた武家の女房、そういったような扮装をし、道行みちゆきなどを軽やかに着、絹の手甲てっこう脚絆きゃはんなどをつけ、菅笠などをかむっていた。
猫の蚤とり武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
と、巡閲中じゅんえつちゅうの駒をふと止めて、鉄甲てっこう燦然さんぜんと整列している諸将の面々を見つつ、何かいぶかしげな顔をした。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
唐宋の醇美な彫刻絵画に対して、明は宣徳せんとく嘉靖かせい万暦ばんれき陶瓷とうじ剔紅てっこう填漆てんしつの類を特徴とする。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)