“てつかぶと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鉄兜66.7%
鉄冑19.0%
鉄甲14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どこまで行っても同じような焼跡ながら、おびただしいガラスびんが気味悪く残っているところや、鉄兜てつかぶとばかりが一ところに吹寄せられている処もあった。
廃墟から (新字新仮名) / 原民喜(著)
ここんところをほうきでぶんなぐると、チュウといって直ちに伸びてしまう。だから軍用鼠の鼻の頭には鉄冑てつかぶとを着せておかなければならない。
軍用鼠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
火は、本丸のたちにも燃え移っていた。大廂おおびさし雨樋といはしる火のはやさといったらない。長政は、そのあたりをくぐって来る一隊の鉄甲てつかぶとをみとめて
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)