“大廂”の読み方と例文
読み方割合
おおびさし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雪はやんで、大廂(おおびさし)ごしに見える夜空は、冴(さ)えかけてさえいた。それにまた、城下の町屋の焼けさかる火の粉がいちめんに舞っている。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大廂(おおびさし)から木洩(こも)れ陽の射す廊下を横に、ずらりとそこに居並んでいる顔ぶれを見ると、何と、越前守の知らない顔ぶれは一つもない。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
火は、本丸の館(たち)にも燃え移っていた。大廂(おおびさし)の雨樋(とい)を奔(はし)る火の迅(はや)さといったらない。長政は、そのあたりを潜(くぐ)って来る一隊の鉄甲(てつかぶと)をみとめて
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)