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奔
ふりがな文庫
“奔”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
はし
91.9%
ハシ
2.3%
ぱし
1.7%
ほとばし
1.7%
は
1.2%
あば
0.6%
いじ
0.6%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はし
(逆引き)
曾は夜具の中に円くなって隠れ、息を殺していたが、盗賊が往ってしまったので、そこで大声をあげながら本妻の室へ
奔
(
はし
)
って往った。
続黄梁
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
奔(はし)の例文をもっと
(50作品+)
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ハシ
(逆引き)
横佩墻内
(
ヨコハキカキツ
)
に住む限りの者は、男も、女も、
上
(
ウハ
)
の空になつて、洛中洛外を馳せ求めた。さうした
奔
(
ハシ
)
り
人
(
ビト
)
の多く見出される場處と言ふ場處は、殘りなく搜された。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
奔(ハシ)の例文をもっと
(4作品)
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ぱし
(逆引き)
「それ見なッせい。あのとき、おれたち夫婦ですすめたように、二龍山へ突ッ
奔
(
ぱし
)
ってしまえば、よもや、こんなことにはならなかったろうによ!」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
奔(ぱし)の例文をもっと
(3作品)
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ほとばし
(逆引き)
と、突然、まったく突然、その家の洗面所と思われる方にすさまじい水道の
奔
(
ほとばし
)
る音が、あたりの静けさと、欹てた耳とに、数十倍に拡大されて、
轟
(
とどろ
)
きわたった。
腐った蜉蝣
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
奔(ほとばし)の例文をもっと
(3作品)
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は
(逆引き)
...
勇士
(
ますらお
)
のごとく我に
奔
(
は
)
せかかり給う」と恨み、あるいは神を「汝」と呼びて「汝わが
宗族
(
やから
)
をことごとく荒せり、汝我れを
皺
(
しわよ
)
らしめたり」と
怨
(
えん
)
じている。
ヨブ記講演
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
奔(は)の例文をもっと
(2作品)
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あば
(逆引き)
逆上し切ってお先真暗なことに於て、
奔
(
あば
)
れ
馬
(
うま
)
ばかりを笑われませんでした。幾分の余裕を存して追いかけて来たつもりの米友自身すらも、この時分はかなり目先がもうげんじていました。
大菩薩峠:36 新月の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
奔(あば)の例文をもっと
(1作品)
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いじ
(逆引き)
鱶はちょっと屍を
奔
(
いじ
)
ってみて、さも厭そうに、下から口を当てて用心深く歯を加えると、帆布は頭から足の先まで真縦に裂ける。錘の鉄棒が一本抜け出て「水先案内」達を脅かし、鱶の横腹に当る。
グーセフ
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
奔(いじ)の例文をもっと
(1作品)
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奔
常用漢字
中学
部首:⼤
8画
“奔”を含む語句
出奔
奔放
淫奔
奔走
奔湍
奔流
奔出
狂奔
奔馬
奔騰
奔々
奔注
淫奔者
淫奔女
奔亡
淫奔娘
奔命
奔馳
奔逸
奔河
...
“奔”のふりがなが多い著者
吉川英治
南方熊楠
蒲 松齢
中島敦
小島烏水
蘭郁二郎
北原白秋
島崎藤村
ロマン・ロラン
新渡戸稲造