“奔注”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほんちゅう75.0%
ほんちう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
シューベルトにおいては、作曲は少しも労苦ではなく、旋律と和声の噴泉が、絶えずき上って、その奔注ほんちゅうの道を求めていたのである。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
風は※々しゅうしゅう両腋りょうえきに起こりて毛髪ち、道はさながらかわのごとく、濁流脚下に奔注ほんちゅうして、身はこれ虚空をまろぶに似たり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
自分の身體を持つて行つて、穴から奔注ほんちうする水を防ぎましたが、そんな事では、何んの役にも立たないことが、すぐ解つてしまひました。