“両腋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りょうわき75.0%
りょうえき25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
青い獄衣のようなものを着て、その胸の部分だけが、前に括り合わされ、両腋りょうわきから乳の辺まで、肌が現われている。
悪魔の紋章 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ただし子供が四人になる迄は、その羽衣を返してやってはいけない。三人のうちは両腋りょうわきと足の間とにはさんで、一緒に飛んで還ってしまうからと教えられる。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
七椀きつし得ざるにまたただ覚ゆ両腋りょうえき習々清風の生ずるを。蓬莱山ほうらいさんはいずくにかある 玉川子ぎょくせんしこの清風に乗じて帰りなんと欲す(一七)
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
風は※々しゅうしゅう両腋りょうえきに起こりて毛髪ち、道はさながらかわのごとく、濁流脚下に奔注ほんちゅうして、身はこれ虚空をまろぶに似たり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)