“両掌”のいろいろな読み方と例文
旧字:兩掌
読み方割合
りょうて88.6%
りやうて5.7%
て2.9%
もろて2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
劉備青年は、錫の小壺を、両掌(りょうて)に持って、やがて岸を離れてゆく船の影を拝んでいた。もう瞼(まぶた)に、母のよろこぶ顔がちらちらする。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いくら何でも僕に禁酒法案の説明をさせるなんて余りぢやないか。」憲法学者は二日酔ひの顔を手帛(ハンカチ)のやうに両掌(りやうて)の掌面(てのひら)で揉みくしやにした。
平次は立上がって、いつの間に用意したか、両掌(て)に塗っておいた鍋墨を、その男の頬から顎にグイグイとなすってやりました。忽(たちま)ち変る人相——。
日の下(もと)に背伸しつつも両掌(もろて)にのせ白蓮の花をささげたり子は
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)