“両方”のいろいろな読み方と例文
旧字:兩方
読み方割合
りょうほう66.1%
りやうはう14.5%
ふたかた14.5%
りやうほう3.2%
りようはう1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みこはどんどん土をかけられて、こしまでお埋められになったとき両方りょうほうのお目の玉が飛び出して、それなり死んでおしまいになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
そで両方りやうはうからふりつて、ちゝのあたりで、上下うへした両手りやうてかさねたのが、ふつくりして、なかなにはいつてさうで、……けてつて
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
実家さとには親御様お両方ふたかたともお達者なり、姑御しゅうとごと申すはなし、小姑一にんございますか。旦那様は御存じでもございましょう。
清心庵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ラランのやつにだまされたとづいても、可哀かあいさうなペンペはそのえぐられた両方りやうほうからしたたらすばかりだつた。もうラランのばない。
火を喰つた鴉 (新字旧仮名) / 逸見猶吉(著)
それから両方りようはうかたから、せな横腹よこばらいしき、さら/\みづをかけてはさすつてくれる。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)