“御両方”のいろいろな読み方と例文
旧字:御兩方
読み方割合
おふたかた75.0%
ごりょうかた25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御両方おふたかた無言にて頷きたまえば、再び矢島にみちびかれ、門を出でて三拝せしが、見送る人眼のあらずなれば、ニヤニヤと笑うて、ペロリと舌。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
わたくし幾度いくたび竜宮界りゅうぐうかいまいり、そして幾度いくたび御両方おふたかたにおにかかってりますので、幾分いくぶんそのへん事情じじょうにはつうじてるつもりでございます。
ぜひなくその前へ引き込まれて、御両方ごりょうかたの前へ引据えられたという次第です。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)