“おふたかた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御二方70.0%
御両方30.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大殿様と若殿様とは、かように万事がかけ離れていらっしゃいましたから、それだけまた御二方おふたかた御仲おんなかにも、そぐわない所があったようでございます。
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
半月ばかり、身にいたはりがあつて、つとめを引いて引籠ひきこもつて居たのが、此の日修法しゅほうほどき、満願の御二方おふたかた心祝こころいわいの座に列するため、久しぶりで髪容かみかたちを整へたのである。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
御両方おふたかたとも黄泉こうせんの客となられた場合、私がこのはなしをしたとて、さしてつかえもないことかと思うばかりでなく、かえってこのはなしは、刀自の素性について世間の噂が全く間違って
何分なにぶんにも竜宮界りゅうぐうかいことはあまりにもおくふかく、わたくしにもまだ御両方おふたかた関係かんけいがよくわかってりませぬ。